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ドラマティックに、ハッピーに、ついつい一緒に口ずさみたくなるミュージカル映画の魅力、再発見!

2016.05.24(Tue) | 松村知恵美

「いきなり歌を歌い出すって、ミュージカルっておかしくない?」 あなたの周りにも、そんなことを言う人はいませんか? そんな人は、きっとミュージカル映画をあまり見たことがないのかも。一口でミュージカル映画と言っても、ブロードウェイ・ミュージカルをそのまま映画化したような作品から、シリアスな物語を歌で表現する作品、アーティストのアルバムを下敷きにドラマ化した作品など、いろいろなタイプがあるのです。

ここでは、それぞれまったく別の魅力を持ったミュージカル作品を3作品紹介します。オペラのような王道ミュージカルから、切ない恋に変わっていく女心を描いた60年代に作られたフレンチ・ミュージカルの名作、スコットランドを舞台にしたハッピーな現代ミュージカルまで、いろんな作品があるのです。

世界中を魅了した不朽の名作ミュージカルを豪華絢爛に映画化したラブストーリー『オペラ座の怪人』
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劇団四季などでもおなじみのアンドリュー・ロイド・ウェーバーの作品を、ジョエル・シューマカー監督が見事に映像化した、2004年製作の王道ミュージカル。怪人の正体は、音楽の天使か、はたまたストーカーか? ドラマティックな展開と見事な歌声に、思わず引き込まれてしまいます。エミー・ロッサム演じる歌姫、パトリック・ウィルソン演じる若き恋人、そしてジェラルド・バトラー演じる歌姫に想いをよせる怪人、三人がそれぞれに歌い上げる切ない恋心に思わず涙してしまいます。華やかなオペラ座の舞台からロウソクに灯された漆黒の洞窟まで、絢爛豪華で重厚な美術も素晴らしい! 有名なシャンデリアの落下シーンも必見です。
若き日のカトリーヌ・ドヌーヴの輝くような美しさがデジタルリマスターで蘇る!『シェルブールの雨傘』
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20歳のカトリーヌ・ドヌーヴが恋する乙女を演じる、1963年製作のフレンチ・ミュージカル。セリフはすべて歌で綴られ、主人公たちの心情がメロディで表現されています。若く無邪気な雨傘屋の娘・ジュヌヴィエーヴが、工員のギイと恋に落ちます。しかし、ギイはアルジェ戦争のために出征することとなり、ジュヌヴィエーヴとギイは離れ離れに…。パステルカラーに彩られた夢のような幸せな恋のパートと、シックな色合いの後半のパートまで、恋の歓び、別れの哀しみを知り、無慈悲な現実による変化が、映像・演技・音楽とすべてで表現されている構成もお見事。ミシェル・ルグラン作曲の美しいメロディは誰もが一度は聞いたことがあるはず。ブロードウェイのミュージカルとは一味もふた味も違う、味わい深いミュージカルです。
誰の上にも太陽は輝く! 誰もがハッピーになれるミュージカル『サンシャイン 歌声が響く街』
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スコットランドの田舎町、リースを舞台に、ある一家の日常を描いた現代ミュージカル。あるどこにでもいそうな一家を主人公に、リース出身の人気バンド「プロクレイマーズ」のアルバム「サンシャイン・オン・リース」の世界を映画化しています。結婚25周年で熟年離婚の危機にある両親、恋人にプロポーズしようと考える兄、新天地を目指そうと決意を固める妹。どこにでもいそうな一家の、どこにでもありそうな、でも一人一人にとっては特別な物語を、プロクレイマーズの曲がハッピーに彩っています。リースの街並みや、スコットランド・エディンバラの広場で撮影された総勢500人のエキストラによるフラッシュモブシーンも圧巻です! 見終わった後、幸せな気持ちになれる素敵なミュージカルです。

最後に

3タイプのミュージカルを紹介してみましたが、あなたが気になった作品はありましたか? この他にも、素晴らしいミュージカル映画はたくさんあります。私も大好きなミュージカル映画、食わず嫌いをせずに、ぜひとも多くの皆さんに楽しんでいただきたいと思います。

Writer | 松村知恵美

家と映画館(試写室)と取材先と酒場を往復する毎日を送る映画ライター、WEBディレクター。2001年から約8年、映画情報サイトの編集にたずさわる。2009年に独立し、フリーランスに。ライターとしての仕事の他、Webディレクションなど、その活動は多岐にわたります。

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