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日米ダメ女、無邪気な男を見守る二人のインド美女の競演☆ 大ヒット!ミニシアター映画【2014年公開 傑作3選】

2016.05.26(Thu) | 松村知恵美

映画好きを惹きつけてやまない魅力を持ったミニシアター。ハリウッド大作とは一味違う、世界各地の小規模映画や、若手監督の意欲作など、数々の名作映画を上映しています。いろいろな作品を一カ所で観られて便利なシネコンもいいけれど、その映画館独自のこだわりが随所に感じられるミニシアターの魅力は、それぞれの映画館でしか味わえないものです。

そんな映画好きが集まるミニシアターで、2014年に大ヒットした映画を3つご紹介したいと思います。

大人になれない愛すべきダメ女・フランシスに共感必至!不思議なタイトルも気になる『フランシス・ハ』
フランシスハ
2014年9月13日に渋谷・ユーロスペースにて公開された映画『フランシス・ハ』。主人公はモダンダンサーを目指してニューヨークで暮らす27歳のフランシス。プロポーズされた恋人をフったものの、ルームシェアしていた親友には出て行かれ、お金もなくなり、ダンスも芽が出ず…。大変な状況に陥りながらも、転んでは起き上がり、たくましく走り続け、踊り続けるフランシスが愛おしくてたまらない! 主人公を演じるグレタ・ガーウィグと『イカとクジラ』のノア・バームバック監督が作り上げた、“愛すべきダメ女”フランシスの姿に勇気付けられるはず。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でカイロ・レンを演じたアダム・ドライバーが出演しているのも見逃せません。『フランシス・ハ』という不思議なタイトルの謎も、作品を観れば納得できます。
日本のダメ女・一子はボクシングで人生を変える! ひきこもり女の一念発起と変化を描いた『百円の恋』
百円の恋
2014年12月20日よりテアトル新宿ほか全国にて公開された映画『百円の恋』。『フランシス・ハ』がアメリカのダメ女の物語なら、この『百円の恋』は日本のダメ女の物語。弁当店を営む実家に引きこもっていた32歳の一子は、家族と喧嘩をして家で、百円ショップで深夜のバイトを始めます。そしてそのバイト先で知り合った狩野の影響でボクシングを始め…。転んでは立ち上がり、殴られては殴り返し、全身全霊で戦いを挑む主人公の一子。一子を演じる安藤サクラの本気の戦いに、思わず魅入られてしまいます。口コミで大ヒットし、第88回アカデミー外国語映画賞の日本代表に選ばれたこの作品。安藤サクラは、この作品で第39回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞しています。
純粋でユーモアたっぷりの青年と、インドの絶世美女たちの優しさあふれる恋を描く新世代のインド映画『バルフィ!人生に唄えば』
バルフィ!人生に唄えば
2014年8月22日にTOHOシネマズ シャンテにて公開された映画『バルフィ!人生に唄えば』。1970年代のダージリンを舞台に描く、インド映画です。この作品は生まれつき耳が聞こえず話すことができないバルフィと、二人の美女が織りなす純愛物語。純粋でユーモアたっぷりのバルフィが見せる優しさに、いつのまにか“バルフィマジック”にかかってしまうはず。物語中に散りばめられた『雨に唄えば』、『アメリ』、チャップリン作品などの名作映画のオマージュも映画ファンにはうれしいところ。耳と口が不自由な主人公という設定のため、いわゆるインド映画らしい歌や群舞はないものの、インド東北部のダージリンやカルカタの絶景を楽しむことができるどこかファンタジックな作品に仕上がっています。

最後に

映画好きたちがこぞって絶賛したこの3作品、いかがでしょうか? アラサーのダメ女が傷つきながらも成長していく物語というのは、やはり女性の映画ファンの心を打つのでしょうか。『フランシス・ハ』と『バルフィ!人生に唄えば』がどこかファンタジックなふわふわした映画なのに対し、日本映画の『百円の恋』は本当にヒリヒリと痛々しい現実を描いている点が特徴的と言えるかもしれません。

Writer | 松村知恵美

家と映画館(試写室)と取材先と酒場を往復する毎日を送る映画ライター、WEBディレクター。2001年から約8年、映画情報サイトの編集者をやってました。2009年に独立し、フリーランスに。ライターとしての仕事の他、Webディレクションなど、もろもろお仕事させていただいています。

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