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人生には雨の日もあるけれど、もちろん晴れた日だってある。「逆境に立ち向かう人間の強さ」を描く良作映画3選

2016.06.02(Thu) | 松村知恵美

原稿はなかなか進まないし、プロジェクトはストップするし、なかなか家の掃除もできないし…。そんな毎日に、「自分ってしょうがないな…」などと落ち込んでしまうこともあります。そんな時に、いい映画を観ると、なんだか心が洗われたように元気になることも。

そんな、元気を出したい時にオススメの良作映画をピックアップしてみました。どの作品も決して派手ではないけれど、観た後に何かが残り、生きる上での大切な何かを教えてくれるようなこの作品たち。国や時代は違っていても、素晴らしい物語は変わらずに人の心を打つのです。

迷いながら居場所を探そうとする子どもたちと道に迷った大人たちを描く、ブリー・ラーソン主演作『ショートターム』
ショート・ターム
『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を獲得し、一躍スター女優の仲間入りをしたブリー・ラーソン。彼女が『ルーム』出演前、2013年に出演した映画がこの『ショートターム』です。この映画の舞台となるのは、問題を抱えたティーンエイジャーたちをケアする短期保護施設「ショート・ターム12」。心の傷を抱えた保護施設で暮らす子どもたちと、微妙な距離を保ちながら彼らを見守る大人たち。子どもを守っているはずの大人たちにもそれぞれの悩みがあり、葛藤しながら生きている…。現実に本気で向き合って、泣いて怒って叫んで走る。厳しい現実の中、懸命に生きる人々への愛と優しさを感じさせる、心が温かくなる物語です。
ネグレクトされた少年に、初めて家族の愛を教えたゲイカップル。世間の偏見と戦う姿に涙が止まらない『チョコレートドーナツ』
チョコレートドーナツ
チョコレートドーナツが大好きな少年・マルコと、彼に初めて“家庭のあたたかさ”を教えたゲイカップルの、幸せな家族の日々を描くこの映画。アラン・カミングとギャレット・ディラハントという二人の名優が、偶然に出会ったダウン症の少年を家族として迎えるゲイカップルを演じています。マイノリティーへの偏見が根強く残る1970年代という時代に、凛として自分たちのあり方を主張し、世間と戦う彼ら“家族”の姿は、子どもにとっての本当の親とは誰か、子どもにとっての幸せとは何か、無責任に一般論を振りかざす世間に静かに問題提起しています。アラン・カミング演じるルディが歌う「アイ・シャル・ビー・リリースト」に、涙が止まらなくなりました…。
パワフルでスピーディな演出が冴えるアカデミー賞8部門受賞作『スラムドッグ$ミリオネア』。最後の最後まで目が離せない!
cover_slumdog
2008年のアカデミー賞で作品賞、監督賞ほか8部門を受賞したダニー・ボイル監督作。インド・ムンバイのスラム街でたくましく育った少年が「クイズ$ミリオネア」で一攫千金を狙います。学校にも行っていない彼が、なぜ難しいクイズで勝ち残る知識を持っていたのか? 逆境に負けずスラムを駆け抜け、その経験からいろいろなことを学んでいく主人公の人生は驚きの連続。パワフルでスピード感あふれる演出と、クイズ番組の様子と少年の生い立ちを交互に描く構成にもドキドキハラハラさせられるエンターテインメント作品です。ダニー・ボイル監督作らしく、A・R・ラフマーンの手がけた音楽も素晴らしく、サントラもオススメ! サービス精神たっぷりのエンドロールもお見逃しなく。

最後に

逆境に負けずに立ち向かう人々を描いたこの作品たち。立ち向かった結果が必ずハッピーエンドになるとは限らないけれど、“立ち向かう強さ”がなければ話になりません。くじけそうになった時、ぜひともこの映画を観て元気を出してみてください!

Writer | 松村知恵美

家と映画館(試写室)と取材先と酒場を往復する毎日を送る映画ライター、WEBディレクター。2001年から約8年、映画情報サイトの編集にたずさわる。2009年に独立し、フリーランスに。ライターとしての仕事の他、Webディレクションなど、その活動は多岐にわたります。

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