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素敵な音楽に酔いしれる!おすすめ音楽映画5選

2016.06.24(Fri) | 清水久美子

音楽映画っていいですよね! 映像とストーリーを楽しむのが映画ですが、音楽がメインだと、より気分が上がります♪ 現在、公開中の『グランドフィナーレ』は音楽家が主人公の物語で、美しい映像とハイクォリティーの音楽を味わえる、音楽映画好きにはたまらない作品です。今回は、本作のほかに、音楽家の人生を綴る3本と、合唱を通して深い愛情を描く1本を紹介します。

『グランドフィナーレ』
グランドフィナーレ
引退した天才音楽家が、美しいアルプスの高級ホテルで優雅なバカンスを送りながら、家族との関係や人生を見つめ直すヒューマンドラマ。かつて不朽の名曲を生み出した主人公を名優マイケル・ケインが演じ、一緒にバカンスを過ごす彼の長年の親友で映画監督という役にハーヴェイ・カイテルが扮しているのですが、この二人が老齢になっても“悪ガキコンビ”みたいで、とってもキュート! また、レイチェル・ワイズが主人公の娘を演じており、家族を顧みてこなかった父親に気持ちをぶつけるところにも引き付けられます。

主人公は英国女王から依頼されても、二度と自分の名曲を指揮しようとしないのですが、それにはある訳が…というのがストーリーの要。劇中、その曲が少年によってヴァイオリンで演奏されたり、さらに世界的オペラ歌手のスミ・ジョーが歌ったりと、本当に名曲として知られていたという設定なんだなと思っていたら、アカデミー賞の主題歌賞に本作の「シンプルソング #3」がノミネートされ、名実ともに名曲になったという。BBC交響楽団、 ヴィクトリア・ムローヴァのヴァイオリン演奏で、スミ・ジョーの歌が聴けるなんて、この上ない贅沢な映画なのです!

◆『グランドフィナーレ』 大ヒット上映中
© 2015 INDIGO FILM, BARBARY FILMS, PATHÉ PRODUCTION, FRANCE 2 CINÉMA, NUMBER 9 FILMS, C -FILMS, FILM4
『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』
パガニーニ
“音楽史上 最も不道徳な男”とか、“悪魔のヴァイオリニスト”などと呼ばれた伝説の音楽家ニコロ・パガニーニを、“21世紀のパガニーニ”デイヴィッド・ギャレットが演じた究極の音楽映画。劇中、ギャレットは自身の5億円のストラディヴァリウスでパガニーニの名曲を奏でており、たっぷりと音楽を楽しむことができる映画です。

不世出の才能に恵まれながらも、破滅型の異端児だったパガニーニはヨーロッパ随一のアーティストへと上りつめていく一方、彼のカリスマ性に群がる女たちと放蕩の限りを尽くします。でも一人の女性と運命の出会いをし、彼女に純粋すぎる愛を捧げるパガニーニ。ギャレットは主演のほか、プロデューサーも務め、彼の本気度が伝わってくる映画になっています。PRで来日した際にインタビューしたのですが、実物はとても男らしい人で、本作で見せた儚げな雰囲気とはいい意味でギャップがありました。5億円のストラディヴァリウスも見せもらいましたよ♪ 本当に素晴らしい演奏が聴ける本作は必見。ヴァイオリンを弾く姿がとてもセクシーです!
『ワンチャンス』
ワンチャンス
英国の大人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」で優勝し、全世界で一大センセーションを巻き起こした、英国のオペラ歌手ポール・ポッツの波乱に満ちた半生を綴った感動作。イギリスの片田舎で、子供の頃から典型的なイジメられっ子だったポッツが、オペラ歌手になるという夢を叶えるために奮闘する姿を、トーク番組の司会でも有名な人気俳優ジェームズ・コーデンが好演しています。

本作はユーモアにあふれるハートフルな作品で、笑って泣けるのが魅力です。劇中の歌声は全てポール・ポッツ自身によるもの。オペラの名曲、「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」のポッツによる素晴らしい歌声を聴くと、自然と涙が流れます。ほかにも、「清きアイーダ」「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」など数々の名曲を聴くことができる映画『ワンチャンス』。「ブリテンズ・ゴット・タレント」でポッツが歌い出す“奇跡の瞬間”の後に起きるスタンディング・オベーション。彼がなぜ成功できたのかを、ぜひ本作を観て、確かめてみてください。
『カルテット!人生のオペラハウス』
カルテット!人生のオペラハウス
ニ度のオスカーに輝くダスティン・ホフマンが監督する、名優たちが豪華共演した人生賛歌的な音楽ドラマ。本作に登場するのは、引退した音楽家たちのための老人ホーム。プライドの高い音楽家たちが同じ屋根の下で暮らすなんて、さぞかし大変だろうなと思いながら観ていると、野心とエゴの塊のようなプリマドンナ(オペラの主役となる女性歌手)が入居してきます。彼女は過去の栄光にとらわれ、今では人前で歌えない状態になっていました。

このプリマドンナをマギー・スミスが演じており、かつて彼女とカルテットを組んでいたオペラ歌手3人をトム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズが演じています。昔、3人を傷つけて去っていったプリマドンナ。再会した4人は、存続の危機にあるホームを救うために、再び一緒に歌うことになるのですが…。ヴェルディ、バッハ、シューベルトなどの名曲に彩られた本作は、音楽家の人生の裏側を垣間見られる作品になっています。
『アンコール!!』
アンコール!! [DVD]
ポップやロックを歌う合唱団に所属する妻と、気難しくて頑固だけれど、妻が大好きな夫の愛情物語。最愛の妻が病気になり、彼女の頼みで合唱団に参加する夫。最初は意地でも歌わないつもりだった彼が、妻のために変わっていきます。演じるのは、かつて“世界で最も美しい男”と称えられたテレンス・スタンプ。70代になってもイケメンは健在で、愛妻役のヴァネッサ・レッドグレイヴと微笑ましい夫婦を好演しているスタンプがとても素敵です。

老人合唱グループが歌うのは、シンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」、スティーヴィー・ワンダーの「サンシャイン」、シーロー・グリーンの「クレイジー」、モーターヘッドの「エース・オブ・スペーズ」、さらにビリー・ジョエル、ルーファス&チャカ・カーンなど、耳にすれば「あぁ、聞いたことある!」というヒット曲の数々。歌って踊る合唱団“年金ズ”の姿を観ていると、自然と体が動き出してしまう、楽しい作品です♪

ミュージカル映画とはまた違う、音楽をメインテーマとして扱っている5つの作品。ここで紹介した以外にも、まだまだたくさんあります。ただ音楽を流して聴くのもいいけれど、映画だと、その世界の中に入っていって、体ごと楽しめる感覚を味わえる気がします。まずはこの5作品から、様々な楽器演奏、そして歌声を堪能できる音楽映画を体験してみてくださいね

Writer | 清水久美子

映画・海外ドラマ・音楽ライター。昼はメーカーでOL、夜は音楽雑誌の編集アシスタントをこなした後、パソコン雑誌で編集業務に就く。その後フリーライターとなり、俳優や監督・ミュージシャンのインタビュー、執筆に日々奔走。試写室通いで時には1日4本の映画を観ることも。移動中もスマホは目が疲れるので、いつもポータブルDVDプレイヤー持参で何かしら観ています。

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