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ヒトリよりもフタリがあったかい映画5選

2016.11.16(Wed) | 押尾キャロル

ヒトリでいるには、ほんのり肌寒い季節がやって来ました。
あったかふわふわコートに身を包んでお家に帰って、コタツでぬくぬくしながらアイスなんか食べちゃったりして。それでも肌寒さを感じてしまうのは、誰かのあったかさを知ってしまったからでしょーか?
今回はヒトリでいるよりもフタリの方がココロあったかくなる映画5選をご紹介!

『ビューティー・インサイド』
ビューティー・インサイド
この人好きっ!って、体温がひゅんと急上昇する時、もっともセンサーが反応しているのはどこでしょう?見た目、性格、雰囲気、相性…など、あげるとキリがありません。でも誰かを愛し始める時はきっと、もっとシンプル。
史上初!1役123人が演じる彼は、目覚めるたびに姿が変わってしまう。そんな彼がひとりの女性を愛してしまったら…。
恋をすると、他の何も手につかないくらい会いたい気持ちが積もり積もる。それなのにちょっとしたすれ違いで気持ちが反転しては、疎遠になってしまったり。姿形は変わらなくとも、みえないところでココロがあっちこっちに揺れ動く。 それに対して、毎日姿形は変わってもココロが変わらない彼に胸がぎゅっとします。上がったり下がったりするこの忙しい気持ちも、彼女に出会わなければ決して知ることがなかったもの。日常に埋もれて“好き”が行方不明になった時、そっと隣に寄り添ってくれる一本です。
『バッファロー’66』
バッファロー’66
無性に母性本能をくすぐる、愛しすぎるダメ男を演じさせたら天下一品!ミュージシャン・画家・俳優・映画監督と多才な肩書を持つ枠にはまらない男、ヴィンセント・ギャロ。
「いい女房を演じろ、細かい点は俺がフォローする」なんて口説き文句、格好良すぎます。そして同じくらいに格好悪いところが人間らしくて、不思議とココロ深く残ってしまったのです。
俺を愛してくれる天使のような彼女のために頑張ることが出来たら、これまでのクソみたいな人生をリセットしてやり直せるかもしれない。そんな原動力で必死にあがく彼とホットチョコレートが傍にあれば、凍えるような寒い日も乗り越えられるような気がするのでした。オプションにハート形のクッキーがついてきたら、もう言うことなしです!
『ハルフウェイ』
ハルフウェイ [DVD]
好き、嫌い。言えない、伝えたい。素直になりたいのにカチコチに凝り固まって、つい真逆の気持ちが音になって外に出る。ふわっと舞い踊っては消えてゆくしゃぼん玉みたいに、今この想いの強さも、一瞬で消えてしまうものなのかな。あーでもない、こーでもないとこねくり回した気持ちは、いつしかヒトリ、バーストしてしまう。でもキミの一言で、目に映る世界はわぁーと階調が増して、色鮮やかになってゆくんだ。
魔物が住んでいるという怖い怖い東京に、彼は私を置いて旅立ってしまうという。
もっと長い長いスパンで物事を考えるべきなんだろうけど、この一瞬、今じゃなきゃだめだと視野がぎゅっと狭くなる。ずっと仲良く一緒にいられたら嬉しいけれど、自分の想いを押し通すことは、相手が押し殺してしまうことで、それはもちろん逆も然り…。ぐるぐる考え始めると、どうしたいのかわからなくって、もんもんと悩んでしまう。 まだまだこれから始まる人生、道半ばの受験を控えた高校生カップルが出す、フタリの答えとは?
『きみといた2日間』
きみといた2日間 [DVD]
原題は『Two Night Stand』。つまりは一晩限りの関係と思いきや、二晩限りの関係…?となってしまったフタリのお話。
気持ちがお互いを向いている時、相手のことを知れば知るほど好きになってしまう。一夜を共にするのは、自分しか知りえない相手の一面を覗き見ることで、何を差し引いてもやっぱり特別なことなのだ。 今まで何とかヒトリでこのご時世を生き抜いてきて、何か一つ選ぶにしても同じタイミングで同じものを手に取れる相手と出会う奇跡なんて、そうそう落ちているものではない。
とらえ方の違いに卒倒しながらも、離れられない理由、君じゃなきゃだめな理由を、ひとつずつ探し集めてゆかないとなって感じてしまいました。 まずはキャーキャーひとりごとつぶやきながら、にやにやメールを送れる相手を探してみましょ。
『転々』
転々 プレミアム・エディション [DVD]
東京は不思議な景色が続く街。歩く道や見る角度によって、表情がくるくると変化する。
オダギリジョー演じる主人公はある日、突然知らないおっさんの脱ぎたて靴下を口に入れられて悶え苦しむ。その三浦友和扮するおっさんは借金取りで、俺の気が済むまで東京散歩に付き合えば100万円くれるという。
『時効警察』をはじめとする独特の世界観で絶え間ない小ネタを織り込み、ほのぼの日常に潜む、クスッとする笑いを届けてくれる三木聡監督。その流れはもちろん健在ながらも、本作は不意を突かれてほんのり涙してしまった。好きって気持ちはすり減るものだし、カレーライスを食べる時は家族団らんの幸せの味を思い出してしまう。
街を転々とお散歩するうちに、鮮やかな秋の香りとカチャカチャと耳に響く生活音に、ヒトリではない温かさを覚えてほんわかする。そのうち時間を作って、ご利益があるという岸部一徳さんを探しに行こうかなと思います。
そしてなんと言っても、吉高由里子の不思議キャラを堪能できる映画といっても過言ではないのだ!

ヒトリでいるのもいいけれども、フタリでいたらもっと楽しい。ヒトリで出来ることは想定内のことばかりだけれども、キミがいれば、凝り固まった円の外に出て、一緒に手を繋いでお散歩してみたくなる。 そんなココロがほんわかする映画たちを、ぜひお楽しみください。

Writer | 押尾キャロル

映画ライターとしてときたま活動しております。 映画を通じて笑顔を繋げる、Movie Facilitator になりたい今日この頃です。映画はその時の自身のコンディションや鑑賞タイミング、一緒に観た人など、さまざまな条件でいくようにも感じ方が異なる面白発見装置だと考えています。MY映画年輪約3,700本~をフル稼働して、ひとりでも多くの人と語り合えることを期待しています!!

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