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年末年始はデトックス! 絶対泣ける映画5選

2016.12.28(Wed) | 清水久美子

2016年も残すところあと3日。年末年始のお休みは、家でのんびりと過ごしたいという人もいますよね。今年1年、溜まりに溜まったストレスを解消するには、思いっきり泣いてデトックスするのはいかがでしょうか。今回は、私が実際に見て号泣した映画5本を紹介します。

『チョコレートドーナツ』
チョコレートドーナツ
1970年代のアメリカ。今よりもゲイへの風当たりが強かった時代に実際にあった話を基に映画化した作品。

1979年、カリフォルニア。ゲイのルディ(アラン・カミング)はシンガーを夢見ながらも、ショーダンサーをして日銭を稼ぐ毎日を送っていました。そんなルディのショーを見に来たポール(ギャレット・ディラハント)は、正義を信じる弁護士ですが、ゲイであることを隠して生きていました。やがて惹かれ合うルディとポール。2人は、母親が部屋に男を連れ込むたびに外に出されるダウン症の少年・マルコ(アイザック・レイヴァ)と出会います。見かねたルディは、育児放棄されているマルコに声をかけ、ポールと3人で家庭を築こうと決意します。幸せな日々を送るルディとポール、そしてマルコ。でも、3人の幸せな時間は長くは続きませんでした…。

ルディとポールのゲイカップルは、マルコを引き取るために正式な手続きを取ろうとしますが、法律も世間の目もゲイにはとても厳しいのです。逆境の中でも深い愛情で結ばれる3人の姿が心を打ち、ルディを演じるカミングの素晴らしい歌声は涙を誘います。チョコレートドーナツが大好きなマルコ役のレイヴァの愛らしさも必見です。
『あの日の声を探して』
あの日の声を探して
なぜ、地球上のどこかで常に戦争は起きているのでしょうか? 大勢の命が失われるというのに…。武力でしか解決できないことなんてないと信じたい。そう強く思わされたのが、この映画です。

1999年、ロシアに侵攻されるチェチェン。9歳のハジ(アブドゥル・カリム・ママツイエフ)は目の前で両親を銃殺され、ショックで声を失います。姉も殺されたと思ったハジは、赤ん坊の弟を連れてロシア軍から逃げますが、面倒を見てくれそうな家の前に弟を置き、一人放浪します。フランスから調査に来たEU職員のキャロル(ベレニス・ベジョ)はハジを保護しますが、自分の無力さを思い知らされます…。

声が出ないハジの悲痛な思い、少年一人の救い方すら分からず苦悩するキャロル。映画は同時進行で、普通の青年がロシア兵になり、殺人兵器へと化していく様子も描き出し、戦争の中で生きるそれぞれの姿に涙が止まりませんでした。

アーティストのミシェル・アザナヴィシウス監督が、どうしても描きたかったという本作は心震える傑作です。
『ふたたび swing me again』
ふたたび swing me again
祖父と大学生の孫が心を通わせていくロードムービー。名優・財津一郎さんと、2018年放送予定のNHK大河ドラマ「西郷どん」に西郷隆盛役で主演が決定している人気俳優・鈴木亮平さんが共演しています。

大学生の貴島大翔(鈴木)は、祖父の健三郎(財津)は死んだと聞かされていましたが、実はハンセン病のために50年以上も療養施設に隔離されていたと知ります。健三郎は大翔たちと暮らすことになりますが、かつて組んでいたジャズバンドのメンバーを訪ねるために旅に出ます。大翔は祖父に同行するのですが…。

健三郎が仲間と再会し、彼らが失われた時を取り戻す姿には何度見ても涙が出ます。ジャズが大好きな大翔は、お気に入りのLPを持っているのですが、演奏しているトランペッターが自分の祖父だと分かって大興奮。鈴木亮平さんの初主演映画での好演が初々しくもあり、感動的です。
『STAND BY ME ドラえもん』
STAND BY ME ドラえもん
子どもの頃、“博士”と言ってもいいくらい夢中だった『ドラえもん』。毎年公開される通常の映画シリーズ(これは泣けるように作られています←個人的見解)ならまだしも、知り尽くしているはずの『ドラえもん』の厳選エピソードを再構築したというストーリーで、まさかこんなにも泣くとは思いませんでした!

いつも失敗ばかりの少年・のび太の前に、22世紀から来たのび太の孫の孫・セワシと、ネコ型ロボット・ドラえもんが現れます。のび太の悲惨な未来を変えるべく、セワシはドラえもんを彼のお世話係として置いていきます。セワシは「成し遂げプログラム」を乗り気ではないドラえもんにセットし、のび太が幸せにならない限り、22世紀には帰れないようにしていました…。

始めの方はCGのドラえもんに違和感があり、身構えて見ていたのですが、どうしても涙腺崩壊を止めることはできませんでした。試写室で見ていたほかの方たちも(男性も)、みんな号泣していた作品です。ぜひ先入観を捨てて、“ドラ泣き”体験をしてみてくださいね!
『最強のふたり』
最強のふたり
5本目は、たくさん笑って、温かい涙を流せる秀作映画です。事故で首から下が麻痺した大富豪と、彼の介護をすることになったスラム街出身の黒人青年との、実話を基にした友情物語。

大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、パラグライダーの事故で介護がなければ生活できない体になってしまいます。腫れ物に触るような周囲の接し方にうんざりしていたフィリップは、無遠慮な態度の黒人青年ドリス(オマール・シー)を気に入り、介護係として採用します。共通点のない2人でしたが、やがて友情と絆が生まれていきます。

洗練された生活を送ってきたフィリップと、ストリート感覚で粗野なドリス。正反対の2人が本音でぶつかるうちに深い信頼関係で結ばれていき、お互い大切な存在になっていきます。障害という難しいテーマを扱いつつ、シリアスには描かず、楽しく見られて、大泣きできる最高の映画です。

様々なタイプの泣ける映画5本を取り上げました。年末年始におうちで思いっきりたくさん泣いて、スッキリした気分で新しい年を迎えられますように♪

Writer | 清水久美子

映画・海外ドラマ・音楽ライター。昼はメーカーでOL、夜は音楽雑誌の編集アシスタントをこなした後、パソコン雑誌で編集業務に就く。その後フリーライターとなり、俳優や監督・ミュージシャンのインタビュー、執筆に日々奔走。試写室通いで時には1日4本の映画を観ることも。移動中もスマホは目が疲れるので、いつもポータブルDVDプレイヤー持参で何かしら観ています。

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