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人はなぜ砂漠に惹かれるのか? 砂漠に思いを馳せる必見映画5選

2017.01.18(Wed) | 清水久美子

砂漠。一面に広がる砂の大地。雄大で美しい砂漠を旅すれば、人生観が変わりそうですよね。一度は行ってみたいけれど、実行に移すのはちょっと難しい…。そんな時に見てほしい、砂漠が登場する映画5本を紹介します。砂漠に魅せられた登場人物たちに感情移入しながら、旅した気分に浸ってみましょう!

オスカー女優のニコール・キッドマンが“砂漠の女王”と呼ばれた実在の女性、ガートルード・ベルを熱演するドラマティックな伝記映画 : 『アラビアの女王 愛と宿命の日々』
アラビアの女王
オックスフォード大学を首席で卒業した才女ガートルードは、20世紀初頭に英国を旅立ち、アラビアの地へ向かいます。砂漠を散策する彼女は、山岳部族を訪問して首長らと会い、混沌としたアラビアの情勢に秩序をもたらし、やがてアラビア諸国の国境を引く偉業を成し遂げます。

砂漠を旅するということは、砂まみれになるのを避けられないはずですが、ヒロインに扮するニコールはあまりにも美しく、そして凛々しいので、とても快適な場所に思えてきます。彼女を見ていると、ガートルードが砂漠を愛する気持ちに共感せずにはいられなくなり、絶対に一度は砂漠を訪れたいと思わせてくれます。

本作には、『アラビアのロレンス』の主人公であるT.E.ロレンスも登場。ロバート・パティンソンが演じるロレンスとガートルードの友情も必見です。

◆『アラビアの女王 愛と宿命の日々
1月21日(土)全国順次公開
©2013 QOTD Film Investment Ltd. All Rights Reserved
1962年の第35回アカデミー賞で、作品賞をはじめ7部門受賞した、世代を超えて賞賛され続ける不朽の名作 : 『アラビアのロレンス/完全版』
アラビアのロレンス【完全版】 デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
1914年、第一次世界大戦中、ドイツと同盟を結んだトルコ帝国の圧政下にあったアラビア。英国から派遣された稀代の天才戦略家、トーマス・エドワード・ロレンス(ピーター・オトゥール)は、ドイツ連合軍の勢力を分散させる任務に就きます。独自のゲリラ戦法を駆使して反乱軍を指揮し、アラブ国民から“砂漠の英雄”と呼ばれるようになるロレンスでしたが、軍上層部に利用されていることに気付き…。

砂漠とその民を深く愛するようになっていくロレンス。英国人であるがゆえの彼の苦悩が、壮大な砂漠のスペクタクル描写の中で綴られるのが圧巻です。実在の人物であるロレンスを演じたオトゥールや、アリ首長役のオマー・シャリフ、ファイサル王子役のアレック・ギネス、アウダ・アブ・タイ役のアンソニー・クインら名優たちの演技にも心を奪われます。
ユアン・マクレガーとエミリー・ブラント共演の、2人の魅力が全開のハートウォーミング・ムービー : 『砂漠でサーモン・フィッシング』
砂漠でサーモン・フィッシング
釣りが大好きな水産学者のジョーンズ(マクレガー)は、「砂漠の国イエメンで鮭釣りがしたいが、どうにかならないか」という、とんでもない仕事を依頼されます。この話を持ち込んだのは、イエメンの大富豪の代理人で投資コンサルタントのハリエット(ブラント)。どう考えても不可能に思える依頼でしたが、英国外務省が中東との緊張緩和のために支援を決定し、首相まで巻き込んだ国家プロジェクトに! ジョーンズはハリエットと共に、このプロジェクトを始動せざるを得なくなりますが…。

共通点がなさそうなジョーンズとハリエットのコンビがとにかくキュート。イエメンの大富豪は、金持ちならではのわがままな依頼をしているかと思いきや、そこに隠された彼の真摯な思いがジョーンズを動かしていきます。砂漠と鮭釣りという全く結びつかないものから生まれるメッセージを、ぜひ本作から感じてみてください。
オーストラリア西部の砂漠、およそ3000キロ(約2000マイル)を一人で横断した女性の実話を映画化した感動作 : 『奇跡の2000マイル』
奇跡の2000マイル [DVD]
都会での生活に物足りなさを感じ、人生を変えたいという思いを抱いていたロビン(ミア・ワシコウスカ)は、砂漠を徒歩で横断することを決意。まず、荷物を運ぶためのラクダが必要だと考えたロビンは、ラクダの調教を学び、苦労して入手した4頭のラクダと、愛犬を引き連れて砂漠の旅へと出発します。

『アラビアの女王 愛と宿命の日々』とは違い、ロビンの砂漠の旅は、想像以上につらいことの連続で、孤独に押し潰されそうになりながら必死に歩き続ける彼女の姿に、「なぜ砂漠を旅しなければならないのか?」という疑問が浮かびます。一方で、砂漠を横断したからこそ得られる“重要な何か”を、ロビンと共に感じることができます。ヒロインを熱演したミアが素晴らしく、多くの人に見てほしい秀作です。
マシュー・マコノヒー主演、ペネロペ・クルス共演の、サハラ砂漠を舞台にしたアクション・アドベンチャー映画 : 『サハラ -死の砂漠を脱出せよ-』
サハラ -死の砂漠を脱出せよ-
冒険家のダーク・ピット(マコノヒー)は、ナイジェリアとマリ共和国の間で発見された1枚の金貨が、南北戦争で忽然と姿を消した甲鉄艦の存在を示す鍵だと知ります。ピットはサハラ砂漠に行き、砂に埋もれた“死の船”を探すことに決めますが、疫病の感染源を調査中のWHOの医師、エヴァ(クルス)が同行を希望。ところが、何者かがエヴァの命を狙っており…。

砂漠への愛が描かれた前出の4本とはかなり趣が異なりますが、砂漠に思いを馳せつつ、エンターテインメント作品として楽しんでみてはいかがでしょうか。

砂漠が登場する映画を見る度に、砂漠には人を変える“何か”があることが伝わってきます。映画の登場人物たちのように、いつかは砂漠を旅して、人生を変えるような体験をしてみたいですね。

Writer | 清水久美子

映画・海外ドラマ・音楽ライター。昼はメーカーでOL、夜は音楽雑誌の編集アシスタントをこなした後、パソコン雑誌で編集業務に就く。その後フリーライターとなり、俳優や監督・ミュージシャンのインタビュー、執筆に日々奔走。試写室通いで時には1日4本の映画を観ることも。移動中もスマホは目が疲れるので、いつもポータブルDVDプレイヤー持参で何かしら観ています。

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