ホーム > 大人女子にお薦めしたいアニメ映画『SING/シング』など5選

大人女子にお薦めしたいアニメ映画『SING/シング』など5選

2017.03.15(Wed) | 清水久美子

近年、大ヒットするアニメーション映画が続々と登場しています。クォリティーが高い作品が多く、思わずうなる傑作に出会うことも多々あります。様々なアニメ映画が誕生していますが、今回は大人の女性がストーリーに共感できたり、世界観に浸ることができるアニメ作品を紹介したいと思います。

ピンチは人生を変える絶好のチャンス!『SING/シング』
SING
仕事で壁にぶつかったり、コミュニケーションがうまくいかずに悩んだり、新しい自分を見つけたいと思ったりすることってありますよね? 『ミニオンズ』『ペット』のユニバーサル・スタジオ/イルミネーション・エンターテインメントの最新作『SING/シング』は、そんな大人女子にこそ見てほしいアニメ映画です。

人間社会と似ている、動物だけが暮らす世界。取り壊し寸前の劇場支配人、コアラのバスターは、栄光を取り戻そうと世界最高の歌のオーディションを開催することに。25匹の子ブタの育児に追われる主婦のロジータ、傲慢な彼氏の言いなりにならずにソロシンガーを目指すパンクロッカーのヤマアラシのアッシュ、そして極度のアガリ症のシャイな10代のゾウのミーナなど、それぞれが問題を抱えつつも、人生を変えようと奮闘します。

レディー・ガガの「バッド・ロマンス」やバナナラマの「ヴィーナス」など、誰もが聴いたことがあるヒットソングや名曲が満載。最高に盛り上がりながら楽しみつつ、一筋縄ではいかないストーリー展開の本作は、大人だからこそ共感できるアニメ作品です。

◆『SING/シング
3月17日(金) 全国ロードショー
配給:東宝東和 (c) Universal Studios.
麻の人形の戦いを描く『9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~』
9ナイン
第78回アカデミー賞の短編アニメーション賞にノミネートされた『9』を見たティム・バートンが惚れ込み、製作を手掛けて誕生した長編化作品。ダークなファンタジーの世界が展開され、大人が引き込まれるアニメ映画になっています。

人類滅亡後の未来で、小さな麻の人形たちが背中に1から9までの番号を付けられ、破壊兵器と化した機械との戦いを続けています。やがて“ザ・マシーン”と呼ばれる最強の機械が目覚めるのですが…。

とてもかわいらしい麻の人形たちが、世界を救うためにハードな戦いに挑む様子が斬新です。イライジャ・ウッド、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマーら有名俳優たちが声優を務めており、満足感を味わえる秀作アニメ映画です。
売るのは自殺グッズ!?『スーサイド・ショップ』
スーサイドショップ
『仕立て屋の恋』『髪結いの亭主』などで知られる名匠パトリス・ルコント監督の初のアニメ作品。ジャン・トゥーレのベストセラー小説「ようこそ、自殺用品専門店へ」が原作と聞けば、ストーリーは大人向けと分かりますよね。

舞台は絶望に覆われ灰色に染まった大都市。人々が次々と自殺を図る中、老舗の自殺用品専門店は大繁盛していました。毒薬や首つりロープ、腹切り刀など様々な自殺用品が並ぶこの店を経営しているのは、全員ネガティブ思考のトゥヴァシュ一家。ところが、新しく誕生した末っ子のアランは明るく無邪気で超ポジティブだったため、商品を“自殺できない道具”に変えてしまいます…。

切腹も薦める店の主人の名前が“ミシマ”なのがおかしいです。自殺をテーマにしつつも、アランの笑顔が家族を変えていく様子をポップなアニメで表現することで、とても面白い作品に仕上がっています。
心にジワジワと染み入る大人向けアニメ映画『レッドタートル ある島の物語』
レッドタートル ある島の物語 [DVD]
本年度の第89回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされたスタジオジブリ作品。2000年の『岸辺のふたり』で第73回アカデミー賞・短編アニメーション賞を受賞したマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が、8年の歳月をかけて完成させた初長編作品。第69回カンヌ国際映画祭では「ある視点」部門で特別賞を受賞。

嵐の中、荒れ狂う海に放り出された男が、九死に一生を得て無人島に漂着。男は島からの脱出を試みますが、何度挑戦しても不思議な力で島に引き戻されてしまいます。絶望に打ちひしがれる中、男の前に一人の女が現れます…。

登場人物から発せられるのは叫び声くらいで、セリフが一切ないのが印象的。映像と音楽だけで綴られるメッセージは子どもにも伝わると思いますが、後半に進むにつれて心に染み入ってくるような世界観は大人向けだと感じました。
ハナとアリスの出会いを知る『花とアリス殺人事件』
花とアリス殺人事件
2004年の岩井俊二監督作『花とアリス』の前日譚となる物語。2015年の岩井監督の初の長編アニメ作品ですが、10年以上前に『花とアリス』を見た人にとっては、ハナとアリスがどのようにして出会ったのかを知ることができる嬉しいアニメ映画になっています。

石ノ森学園中学校へ転校してきた3年生の有栖川徹子、通称アリス。彼女はある殺人事件の噂を聞き、さらに隣の家が“花屋敷”と呼ばれて恐れられていることも知ります。アリスは花屋敷に住んでいる同級生の荒井花に話を聞こうとしますが…。

瑞々しい少女たちの姿は、『花とアリス』世代の大人女子たちに、10代の頃の気持ちを思い出させるのではないでしょうか。『花とアリス』に主演した蒼井優と鈴木杏が、演じたキャラクターの声を吹き替えているのも魅力です。

実写映画と同じくらい、もしくはそれ以上の満足感を提供してくれる、大人女子にオススメのアニメ映画を5本紹介しました。それぞれタイプが違うので、あなたの好みに合うものがきっとあるはず。ぜひピックアップして見てみてください!

Writer | 清水久美子

映画・海外ドラマ・音楽ライター。昼はメーカーでOL、夜は音楽雑誌の編集アシスタントをこなした後、パソコン雑誌で編集業務に就く。その後フリーライターとなり、俳優や監督・ミュージシャンのインタビュー、執筆に日々奔走。試写室通いで時には1日4本の映画を観ることも。移動中もスマホは目が疲れるので、いつもポータブルDVDプレイヤー持参で何かしら観ています。

Banner

関連するポスト

Copyright (C) GAGA Corporation. All Rights Reserved.
GAGA