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美しきナタリー・ポートマンの魅力 ~見逃し要注意の出演映画~

2017.03.29(Wed) | 清水久美子

1994年の映画『レオン』で世界中から注目を集めたナタリー・ポートマン。キュートな少女から美しい大人の女性へと成長した彼女は、2010年の『ブラック・スワン』でオスカー女優に。本年度のアカデミー賞で再び主演女優賞候補となった『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』が3月31日から公開されます。数々の有名作品に出演しているナタリーですが、意外と見逃しているかもしれない出演作を、『ジャッキー』に加えて紹介します。

ジャクリーン・ケネディになり切った傑作『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
ジャッキー
ナタリー・ポートマンが圧倒的な演技力で、「ジャッキー」の愛称で親しまれた、アメリカのジョン・F・ケネディ大統領夫人、ジャクリーン・ケネディを熱演した伝記映画。

24歳で未来の大統領と結婚し、31歳でホワイトハウスに入り、34歳で未亡人となったジャッキー。1963年11月22日、ジョン・F・ケネディ大統領は、テキサス州ダラスでのパレードの最中に銃撃され命を落とします。目の前で最愛の夫を暗殺されたジャッキーは、ショックと怒りに震えますが、彼女には悲しみに浸る時間などありませんでした。なぜなら、すぐさま副大統領が新たな大統領に就任する中、夫が刻一刻と過去の人になっていく前に、ジャッキーは彼の名前と功績を後世に残す行動を起こさなければならないと気付いたからでした…。

ジャッキーになり切ったナタリーの名演技は、今回もオスカーにふさわしかったと考える人が多いと聞きます。私もそう思いました。夫を失った直後、感情を抑え切れない動揺した様子、取材者への毅然とした態度、母親としてのジャッキーなど、本当に「素晴らしい!」の一言に尽きます。

◆『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命
3月31日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開
配給:キノフィルムズ
(c) 2016 Jackie Productions Limited
複雑なヒロインの心情を熱演『マイ・ブラザー』
マイ・ブラザー
2004年のデンマーク映画『ある愛の風景』のハリウッド・リメイク作品。2009年にナタリーがトビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホールと共演したヒューマン・ドラマです。

グレース(ナタリー)は、最愛の夫サム(トビー・マグワイア)を戦場に送り出し、寂しい思いをしつつも、2人のかわいい愛娘を育てながら夫の帰りを待っていました。ところが、サムの訃報が届き、悲しみに暮れるグレース。問題児だったサムの弟トミー(ジェイク・ギレンホール)も、兄を失ってショックを受けますが、グレースと姪たちを兄に代わって支えようと奮闘。徐々に真っ当になっていくトミーに好意を抱くグレース。2人は惹かれ合いますが、死んだと思ったサムが帰ってきます…。

夫を深く愛しつつも寂しさから気持ちが義弟へと揺れ動く様子や、戦場で傷ついて戻ってきた夫に対して心を開いてほしいと願う、献身的な妻の心情を熱演するナタリーに引き込まれる一作です。
製作に加わった異色作『メタルヘッド』
メタルヘッド
CMやミュージック・ビデオなどで注目されていた映像作家のスペンサー・サッサーが長編映画監督デビューを果たした2010年の異色作。

自動車事故で母を亡くした13歳のTJ(デヴィン・ブロシュー)。父親と共に心に大きな傷を抱えた彼は祖母の家で暮らしていました。そんな父子の前に突然現れ、祖母の家に住みついた長髪に半裸の謎の男ヘッシャー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。大音量でヘヴィメタルを流し、下品で乱暴な言動で様々なトラブルを起こす過激なヘッシャーは、やがてTJや父親、祖母らに活力を与え始めます。

ナタリーは、いじめられていたTJを体当たりで助ける地味目の女性・ニコール役。助けたのにオバサンと呼ばれてショックを受けるスーパーのレジ係です。TJと知り合ったニコールも、破天荒なヘッシャーの行動に巻き込まれていきます。プロデューサーも務めたナタリーは、これまでとはかなり違った一面を見せてくれています。
略奪愛を描く『水曜日のエミリア』
水曜日のエミリア [DVD]
ナタリーが製作総指揮を務め、妻子ある男性との不倫から始まるドラマに挑戦した2009年の作品。

新人弁護士のエミリア(ナタリー)は、既婚者の上司ジャック(スコット・コーエン)と恋に落ちます。エミリアの妊娠をきっかけに、ジャックは離婚が成立。晴れて彼の妻になったエミリアでしたが、生まれたばかりの赤ちゃんが突然死してしまいます。ジャックの息子ウィリアム(チャーリー・ターハン)ともうまく関係を築けず、エミリアは追い詰められていきます…。

世間から“略奪女”として後ろ指を指され、ジャックの元妻キャロリン(リサ・クドロー)からはウィリアムの子育てを厳しく監視されるエミリア。不倫の恋の結果に翻弄され、様々な問題に悩む等身大のヒロインに扮するナタリーも必見です。
大胆なラブコメ『抱きたいカンケイ』
抱きたいカンケイ [DVD]
ナタリーが、友人関係だった男性にセフレになろうと提案するという内容の、ちょっとビックリなラブコメディーで、主演と製作総指揮を務めた2011年のキュートな作品。

研修医のエマ(ナタリー)は週80時間の激務で、恋をする余裕など全くありませんでした。ある日、男友達のアダム(アシュトン・カッチャー)と勢いで一線を超えてしまったエマは、アダムにセックス・フレンドになろうと持ちかけます。便利で気楽な関係を楽しむ二人でしたが、やがて恋愛感情が芽生え始め…。

基本、ラブシーンを好まないと言われてきたナタリーがこんな役にチャレンジしたことに驚きました。病院のロッカールームや車の中などで過激に繰り広げられるエマとアダムの“カンケイ”が描かれますが、ラブコメなのでライトな感覚で楽しめます。

2月に第2子を出産したばかりのナタリー。さらに美しさを増す彼女の様々な魅力をとらえた映画5本を紹介しました。見逃している作品があったら、この機会にぜひチェックしてみてくださいね!

Writer | 清水久美子

映画・海外ドラマ・音楽ライター。昼はメーカーでOL、夜は音楽雑誌の編集アシスタントをこなした後、パソコン雑誌で編集業務に就く。その後フリーライターとなり、俳優や監督・ミュージシャンのインタビュー、執筆に日々奔走。試写室通いで時には1日4本の映画を観ることも。移動中もスマホは目が疲れるので、いつもポータブルDVDプレイヤー持参で何かしら観ています。

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