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きっとあの一瞬がフタリを繋ぐスタートライン。これから出会う運命映画5選

2017.04.09(Sun) | 押尾キャロル

パステルカラーのほんわか気候に包まれて、いつもより気持ちも足取りもルンルンと軽くなる。何でも出来そうなパワーがみなぎる、うららかな春の日曜昼下がり。ひらひら桜が舞い踊るピンクの絨毯をかけ走って、今すぐ会いにゆきたい人がいる!はい、そこのあなた、今、想い描いたのは誰の笑顔で、その隣にいる自分はどんな表情をしていましたか??
さて今回は、そろそろ足踏みばかりでぺらぺらに靴底がすり減ってきたあなたに捧ぐ、今、運命の出会いに向けて踏み出す勇気をくれる映画5選のご紹介です。

君とのこれからを描いてゆきたい、フタリがいる日常 『箱入り息子の恋』
箱入り息子の恋
今や不器用な草食男子の代名詞となりながらも、シンガーソングライター、俳優、文筆家と意欲的にマルチな活躍を魅せる星野源。『逃げるは恥だが役に立つ』の熱も冷めやらぬ彼が、今から4年ほど前に映画初主演を果たしていました。これまた年齢=彼女いない歴、お役所勤務の35歳・箱入り息子。
不意に触れたおでこから伝わる、愛しい体温。胸がきゅんと高鳴り、その恋に気付いてしまうと、世界は色づき始め無限に広がってゆく。そして同じ振り幅で、ココロが閉じこもって、六月の雨のようにじめじめいじいじしてしまう。
切羽詰まって殻を打ち破る時、人は自分も周囲すらも想像だにしなかった衝動に行き着く。何より自分と、そして相手に真摯に向き合うからこそ、納得のいく答えに、君の最高の笑顔に出会えるものなのだ。
誰に気を使うこともなく、周囲の目を気にすることもなく、ふらっと吉野家で一緒に牛丼を食べられるようなデート相手、みつけたい限りです。
巷でよく耳にする、一目惚れって本当にあると思いますか? 『カノジョは嘘を愛しすぎてる』
カノジョは嘘を愛しすぎている
あの日あの時あの瞬間、まるで息を呑むように釘付けになってしまった君の姿形空気感、そしてあの表情。出会ってしまったが最後、はやる気持ちを抑えられなくなる。
こんなにもココロがぎゅっとなる。伝わってはいけない体温と熱量、溢れ出す気持ちをとにかく伏せて、行き場のない想いをこっそり歌に託す。移り変わりの激しい世の中で、君のために奏でるメロディだけは、廃れることも色褪せることもない。
言葉も感情も君への気持ちすらも、嘘をつこうと決めてしまえばいくらでもつける。一寸先は闇しか見えなくて、苦しくて誰かにすがりたくて、不意についた嘘の先にある何かにしがみつきたかった。今、踏み出せば、嘘も本当に変えられるパワーを得られるかもしれない。
そんな希望と絶望の間をゆらゆらもがき続ける。密度だけが増してゆく想いにフタをしながらも、いつかきっと君の耳に届く日を、君の心に響く日を、今か今かと待ち焦がれてしまうのだ。
本物の人生の始まりは、彼女に出会ったこの瞬間から。 『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』
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やっと自分の姿形、呼吸する意味さえも分かり始めた気がする。何度も何度も何度も時間を巻き戻し、彼が見つける人生の答え。
父から引き継いだタイムトラベルという特殊な力と、それを使うことによる代償と贖罪。全てを手にすることはきっと不可能に出来ている。毎日が楽しいなんてことは、毎日が楽しくないのと同じこと。何かを手にするには、同じだけの代償を払う必要がある。そうやってこの世界はバランスを取っているのだ。
この手に抱えられる容量は、もしかすると生まれた時から決まっている気がする。最高の瞬間を手にするには、今その手に余りある何かを諦める必要があるのかもしれない。
愛おしいこの一瞬は、決して自分ひとりではみつけられるものではなかった。彼女の笑顔で満たされる自分を知ってから、僕たちを取り囲む家族がいて、これからの未来も全て、愛おしくてたまらないことに気付くのだ。
9年毎にフタリと共に時を刻める恋愛映画の金字塔“ビフォアシリーズ” 『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』
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フタリの始まりは、同じ電車に乗り合わせ、ふとしたことから意気投合。一緒に途中下車をして、お互いのことを話ながら夜通し街を歩き続ける。
当時大学生だったフタリのロマンチックなウィーンの夜明けを描く第1弾:『ビフォア・サンライズ(1995年)』。
続く第2弾の『ビフォア・サンセット(2004年)』は、9年後の再会を描くパリの夕暮れ。
そして更なる9年後の第3弾『ビフォア・ミッドナイト(2013年)』は、美しいギリシャの夕日から真夜中まで。
本作を愛してやまない映画ファンが多い理由のひとつは、彼と彼女の1日の恋愛模様を徹底して追いかけながら、一緒に時を歳を重ねてゆける点。次なる9年後の2022年、50代のフタリを描く続編も見届けたくて、新作を期待して待ち望んでしまうのです。
変わらない変えたくないと思っていても、時間を経て移ろうのが世の中の常。それでも手放したくないものは一体どんなものなのだろうか。それはきっと、誰かと出会った化学反応でいくようにも広がってゆくはずなのです。
お前の今日の罪はなんだ?お前は一体何を求めているんだ? 『愛のむきだし』
愛のむきだし
ひたすら毎日毎日、神父様である父にそう問いかけられる。日々の些細なことを告白していた彼もネタが切れて、自ら罪を作り始める。
奇跡まで365日。
彼は亡き母と約束した、自分だけのマリア様をずっと探し求めていた。運命の時間、運命の場所で、彼は彼のマリア様と壮絶な出会いを果たす。彼女しかない。彼は一瞬で恋に落ちる。この真実の愛の結末、この237分の衝撃映画、まるで予測不可能。
AAA・西島隆弘のあまりにも爽やかすぎる変態。満島ひかりの絶叫しながら訴え続ける愛の賛歌。その目を向けられたら凍りつくほどの狂気をまとう安藤サクラ。ゆらゆら帝国の音楽が、ゆらゆら鼓動にしんしんと寄り添う。
『冷たい熱帯魚』や『地獄でなぜ悪い』よりも以前に作られた本作。鬼才・園子温監督のとにかく原型のままむき出しの愛がここぞとばかりに詰め込まれている。そしてこの衝撃の実話は、本当は300分あった!公開から8年を経た今年、各話30分全10話のTVシリーズとして復活!

暖かくなってココロもカラダもゆるゆる緩んで来るこの時期、もしかしたらこれから訪れるかもしれない運命の出会いを、ちょっぴり期待し始めてみませんか?? お家でのんびり映画をみた後は、閉じこもっていても出会いは振って来ないので、新しい靴でも買いにお出かけしてみましょうか。

Writer | 押尾キャロル

映画ライターとしてときたま活動しております。 映画を通じて笑顔を繋げる、Movie Facilitator になりたい今日この頃です。映画はその時の自身のコンディションや鑑賞タイミング、一緒に観た人など、さまざまな条件でいくようにも感じ方が異なる面白発見装置だと考えています。MY映画年輪約3,700本~をフル稼働して、ひとりでも多くの人と語り合えることを期待しています!!

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