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イノチミジカシコイセヨオトメ?これが女の生きる道!を垣間見る映画5選

2017.05.24(Wed) | 押尾キャロル

たのしいたのしい連休もあっという間に過ぎ去って、すでに記憶ははるか彼方に飛んで行ってしまいました。そろそろ毎度おなじみの生活に飽き飽きして、ココロがちょいとすり減ってきてはいませんか?祝日が待てど暮らせどやってこないこの時期は、少しココロが迷子になりやすいようです。
さて今回は、命短し恋せよ乙女?たちの生き様を、こっそり垣間見にゆきましょうか!もしかしたら明日への活力に繋がるかもしれない、そんな映画5選のご紹介です。

ウサギの穴の奥深くへと落ち続ける女の子『ヘルタースケルター』
ヘルタースケルター
美しさとはどんなものなのでしょう??誰よりも熱心に美しさを追い求めて、行き着く先は深い深いウサギの穴へまっしぐら。そこで目にする景色は、一体どんなものなのでしょうか。
その価値にも気付けない未熟なうちに若さという美しさを与えられて、そしてなぜ奪われてゆくのか。きっと、その答えはいつまで経ってもわからない。
新陳代謝のめまぐるしいこの時代で、この映画を観た時に感じたザワザワは、そう簡単には消費することが出来ない。意図的に仕組まれる偽善のいいね!が溢れる中で、沢尻エリカの魅せる毒は何よりも純度高くて、目が反らせませんでした。
大丈夫って言葉の大半は、大抵、大丈夫なんかではない。笑いと叫びはよく似ている。だからこそ、自分の心の声をちゃんと聴ける大人になる必要があるのです。
フタリの理由をみつける女の子『下妻物語』
下妻物語
人間は大きな幸せを前にすると、急に臆病になる。幸せを勝ち取ることは、不幸に耐えることより勇気がいるの。
ヒトリで生まれてヒトリで考えてヒトリで死んでいく。だからヒトリがいい。もちろんこれも正論。でも・・・ただ、あなたの喜ぶ顔がみたくて、自分の知らない限界をぴょんと飛び越えて、むちゃくちゃ頑張ってみたくもなる。それはヒトリでは絶対にたどり着くことのできない、フタリだからこそ成し得ることのできる、フタリで一緒にみたい特別な景色なのだ。
東京の代官山までひらひらのお洋服を買いに行くロリータ・深田恭子VSジャスコでジャージを調達して盗んだバイクで走り出したい粋なヤンキー・土屋アンナ。
これは素??とも思えるほどぴったりハマった純度100%で両極端なフタリの化学反応が、何よりもハートに突き刺さってなかなか抜けてはくれないのです!!
カワイイ呪文に取りつかれた女の子『おんなのこきらい』
おんなのこきらい
かわいい、カワイイ、可愛い。オンナノコはそれだけで生きてゆける。生きる価値があるのです。
そんな呪文に取りつかれた現代のオンナノコのリアルが、余すことなくぎゅっと詰め込まれている。カワイイの言葉を養分にしてキレイにラッピングされてゆくココロは、いつしか真っ黒く染まってゆく。始まりはきっと、好きな人にカワイイって褒めてほしかっただけなのに。
ゴテゴテに凝り固まったラッピングをばりばり破り捨てて、つるんと身一つになった時、誰よりも爽やかな軽やかさで街をかけ走る。今にも空が飛べそうなくらい穏やかな気持ちで、これから好きになる未来の彼に会いにゆくのだ。そう、最高に好きな自分のこの身ひとつで。
完璧な時間を永遠とした女の子『ヴァージン・スーサイズ』
ヴァージン・スーサイズ [DVD]
人生には長続きしない完璧な瞬間が時たまあって、いつも思い出だけが色褪せず心を捉え続ける。小説『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』に惚れこんで自ら脚本、そして見事な世界観を築き上げたソフィア・コッポラ監督。
大人になることなんて、酸いも甘いも嚙みしめながら、キレイな水に汚いものを少しずつ溶かしてゆくようなもの。両親に守られていた世界から一歩、また一歩と、気持ちが外へ外へと向かい始める。
彼女たちの表情は、闇を照らすかのようにキラキラしていて、それでいて少し気けだるくて、その視線の先に何を思い描いているのかまるでわからなかった。だからこそこの手で触れて確かめたくなってしまう。どきどきも、わくわくも、ずきずきも、空がこんな色に染まって映る日も、その視線の先には彼女たちがいて、間違いなく泡沫の恋に身を投じてしまうものなのだ。
何かにずっぷり依存したい女の子『ゴーストワールド』
ゴーストワールド [DVD]
思春期とは、カッコいいものをひたすら探してかき集めるもの。田舎のダサいダサいものたちに囲まれすぎて、とにかく屁理屈こねては否定することばかり上手くなる。かといって、自分がカッコいい生き方が出来ている自信もなくて、しまいには好きも嫌いもよくわからない。そう、その辺にいるダサい大人たちと何ひとつ変わらないことに気付いてしまう。どうしようもないもどかしさを抱えて、はけ口を探しては何かにずっぷり依存したい。でも人生はそう簡単に自分の想い通りには進んではくれないものなのです。
ぴちぴちな若さを放つ女の子フタリは、ソーラ・バーチ×スカーレット・ヨハンソン。そこにレコードオタクのスティーヴ・ブシェミが参戦。一度聴いたら耳から離れない、ノリノリな本作のサントラは何よりも必見です!

いかがでしたでしょうか??ちょっぴり毒っ気の強い作品が多くなってしまいましたかね・・・。 ただ、ひとつ忘れないで下さい。毒の濃度が高ければ高いほど、一瞬の光に見出されて、特効薬もなり得る可能性を秘めていたりするものなのです。

Writer | 押尾キャロル

映画ライターとしてときたま活動しております。 映画を通じて笑顔を繋げる、Movie Facilitator になりたい今日この頃です。映画はその時の自身のコンディションや鑑賞タイミング、一緒に観た人など、さまざまな条件でいくようにも感じ方が異なる面白発見装置だと考えています。MY映画年輪約3,700本~をフル稼働して、ひとりでも多くの人と語り合えることを期待しています!!

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