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超有名ファーストフード店を作ったのは? 創業者の伝記映画5選

2017.07.26(Wed) | 清水久美子

いつも食べている有名チェーン店のハンバーガー、持ち歩いている音楽プレイヤー、憧れのファッションブランドなど、当たり前のように存在するそれらを作り出した人について考えたことはありますか? 今回は、7月29日に公開される、マクドナルドの創業者について綴った『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を含む、創業者の伝記映画を5本紹介します。マクドナルド誕生の裏で起きていた出来事は、結構ショッキングですよ!

マクドナルド誕生の知られざるウラを暴いた『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』
ファウンダー-ハンバーガー帝国のヒミツ
どこにでもあって、誰もが知っているマクドナルド。店員の作業は完全マニュアル化され、定番メニューから新ネタバーガーまで人気があり、ついふらりと立ち寄りたくなるおなじみのファーストフード店。このマクドナルドが、どのようにして巨大企業になったのでしょうか…?

1954年、52歳のレイ・クロック(マイケル・キートン)は、シェイクミキサーのセールスマンとしてアメリカ中西部を回っていました。そんな中、ハンバーガー店を経営するディック&マック兄弟と出会ったレイは、彼らの合理的な流れ作業や革新的なコンセプトに心を動かされ、渋る兄弟を説得してフランチャイズ化させます。兄弟の信念を尊重せず、利益ばかりを追求するレイは、自分だけの“ハンバーガー帝国”を創ろうと突っ走り、兄弟との関係は悪化していきます。

人のアイデアに乗っかって、自分だけのし上がっていくレイ。創業者はどう見てもディック&マック兄弟なのに、マクドナルドの“創業者”はレイ・クロックとされています。どんな手を使ってレイが創業者の座を手に入れたのか、この映画を見るとよく分かり、かなりショックを受けます。

◆『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
7月29日(土)角川シネマ有楽町、角川シネマ新宿、渋谷シネパレスほか全国公開
配給:KADOKAWA
(C)2016 Speedee Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
“モードの帝王”の孤独と闇を描く『SAINT LAURENT/サンローラン』
SAINT LAURENT サンローラン
世界的に有名なフランスのファッション・ブランド、イヴ・サンローラン。私などが気軽に手を出せるファッションではないですが、憧れのブランドの一つです。それでも口紅は何度か買ったことがあり、持っているだけでもウキウキし、塗れば気分が上がります。なんと言っても、あのロゴデザインが本当に素敵で大好きです。このブランドを生み出したのは、ココ・シャネル、クリスチャン・ディオールらと共に20世紀のファッション界を代表する存在で、“モードの帝王”と呼ばれた天才デザイナーのイヴ・サンローラン。本作は、彼の人生で最も輝き、そして最も堕落した10年間に迫る映画です。

1967年からの10年間、イヴ・サンローランは革命的なコレクションで世界中を熱狂させ、ファッションの歴史を塗り替えました。でも、徹底的に美を追求するにつれ、彼は孤独を抱えるようになり、次第に闇に飲み込まれていってしまいます…。

『ハンニバル・ライジング』『たかが世界の終わり』のギャスパー・ウリエルがイヴ・サンローランになり切り、彼の知られざる衝撃の姿を熱演していて引き込まれます。美しいものが誕生する陰には、熱い情熱と身を削るような思いがあったのだと知ることができる一作です。
世界を変えた嫌われ者『スティーブ・ジョブズ』
スティーブ・ジョブズ
世界中で大勢の人が日々手にしているiPhoneやiPod、iPad。これらを生み出したのは、天才スティーブ・ジョブズだということを知らない人はまずいないと思います。アップル社の創業者である彼は、世界中の人に愛される製品を誕生させ、文字通り世界を変えました。まさにコンピューター界の“神”のような存在ですが、本作を見ると彼が人々から愛されていた人物ではなく、むしろ嫌われ者だったことが分かります。嫌われ者がどのようにして世界を変えたのでしょうか?

1976年、友人たちと共に自宅ガレージで“アップル・コンピューター”をスタートさせたスティーブ・ジョブズ。類稀な創造力を持ち、誰も気付こうとしない未来を信じた彼は、次々とヒット商品を送り出しますが、独裁的な経営によって多くの敵を作り、やがて自分の会社から追い出されてしまいます…。

アシュトン・カッチャーがジョブズの癖や体の動きを見事に再現し、2011年に56歳の若さでこの世を去った彼の光と影を好演しています。
パワフルな女性企業家の人生模様『ファブリックの女王』
ファブリックの女王
日本でも人気の、北欧を代表するフィンランドのファッション・ブランド、マリメッコ。60年代にはジャクリーン・ケネディが愛用し、独特なプリントと色彩で知られるこのマリメッコの創業者は、女性起業家のアルミ・ラティアです。本作には、フィンランドから世界で愛されるブランドへと急成長させた彼女の波瀾万丈な人生模様が描かれています。

1951年、戦後間もないフィンランドで、アルミ・ラティア(ミンナ・ハープキュラ)は綿のファブリックにプリントすることを思いつき、マリメッコ社を立ち上げます。カラフルで斬新なデザインのファブリックと、女性をレースやコルセットから解放したドレスは注目を集め、成功を収めるアルミ。でも、マリメッコにのめり込むあまり、夫や子どもたちとすれ違いが生じていきます…。

本作の監督は、マリメッコ初期の役員のヨールン・ドンネル。アルミを知る彼は構想50年の熱い思いで、マリメッコの創業者の伝記映画を作り上げています。
ついていきたくなる創業者『海賊とよばれた男』
海賊とよばれた男 [DVD]
2013年に第10回本屋大賞を受賞した、百田直樹による上下巻累計420万部を超えるベストセラー小説の映画化。石油元売会社・出光興産の創業者である出光佐三をモデルとした主人公・国岡鐡造の一生が描かれています。

石油に将来性があることを見込んだ若き日の国岡鐡造は、北九州・門司で石油業に乗り出しますが、彼の行く手には様々な障害が立ちはだかります。鐡造は店員(部下)を家族のように大事にし、逆風が吹く中でも信念を貫き通そうと奮闘します。

岡田准一が主人公の90代まで演じ切るという熱演ぶりを披露。「この創業者になら、どこまでもついていきたい!」と思わせる、愛すべき創業者の勇気が感動を誘います。

偉業を成し遂げた創業者たちの伝記映画5選。興味を持っていただけたでしょうか。特に親しみのある製品や会社だと、創業の裏で起きていたことを知りたくなりますよね。映画を楽しみながら、「事実は小説より奇なり」を体感してみてください!

Writer | 清水久美子

映画・海外ドラマ・音楽ライター。昼はメーカーでOL、夜は音楽雑誌の編集アシスタントをこなした後、パソコン雑誌で編集業務に就く。その後フリーライターとなり、俳優や監督・ミュージシャンのインタビュー、執筆に日々奔走。試写室通いで時には1日4本の映画を観ることも。移動中もスマホは目が疲れるので、いつもポータブルDVDプレイヤー持参で何かしら観ています。

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