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豪華キャストにも注目! 熱量マックスのスタイリッシュ・アクション

2018.02.02(Fri) | 足立美由紀

監督ジョン・ウー、主演チャン・ハンユー&福山雅治、そして美術監督に種田洋平~と、アジアの才能が集結した『マンハント』が2月9日(金)から全国で公開されます。世界から熱い視線を注がれる本作の魅力は、なんといってもウー監督の美学がテンコ盛りされた、迫力満点のキレ味鋭いアクション! ということで今回は、熱量マックスのスタイリッシュ・アクションを5作品集めてみました。豪華なキャストにも注目ですよ!

監督ジョン・ウー×チャン・ハンユー×福山雅治が高倉健主演作を再映画化『マンハント』
マンハント
殺人事件の被疑者となった弁護士と、彼を追うアウトローな敏腕刑事が、手を組んで巨大な陰謀に立ち向かうサスペンス・アクション。本作は作家・西村寿行の伝説的名作サスペンスを高倉健主演で映画化した『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化作品です。

製薬会社の顧問弁護士ドゥ・チウ(チャン・ハンユー)は、何者かの陰謀で社長秘書殺害の被疑者にされてしまいます。チウは警官に連行される途中、隙を突いて逃走。後を追う矢村刑事(福山雅治)は、事件の鍵を握る真由美の牧場でチウを逮捕します。しかし彼らを謎の集団が襲撃。一連の騒動に疑惑を感じていた矢村は、チウと共に黒幕を暴くことを決意するのです。

もともと日本映画や高倉健を敬愛していたというジョン・ウー監督は、刑事・矢村やヒロイン・真由美を原作と同名にしてリスペクト。同時に二丁拳銃スタイルや回転撃ちほか、ジョン・ウー映画お約束のアクションで盛り上げつつ、チウと矢村が1丁の拳銃を2人で操るフェティッシュな発砲シーンで魅せるなどアグレッシブに再構成。中国でも大ヒットを記録した高倉健の名作を、クールなバディムービーとしてリブートしています。國村隼、竹中直人、倉田保昭、斎藤工ら、脇を固める出演者もなんて贅沢!

◆映画『マンハント』 2月9日(金)より全国公開
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“怒らせたらヤバい男“をキアヌ・リーブスが体現『ジョン・ウィック』
ジョン・ウィック
キアヌ・リーブスがギャングに全てを奪われた伝説の元殺し屋を演じた“ガンフー(ガン+カンフー)”アクション。目的を達成するまで絶対に諦めない不屈の心と、肉体を極限まで使ったキレっキレのスタントが全世界を熱くさせました。アクション俳優キアヌ・リーブスの完全復活となった本作は大ヒットを記録し、続編も公開されています。

最愛の妻を失い、悲しみにくれるジョン・ウィック(リーブス)の家に、ある夜、賊が忍び込みます。飼い犬を殺され、車を奪われたジョンは復讐を誓いますが、その一方で震撼していたのは息子がジョンの家で暴れたことを知ったマフィアのボス。実はジョンはかつて、目的を果たすまで絶対に諦めることのない伝説の殺し屋だったのです……。

ジョンが殺し屋から引退したのは、妻との生活を大切にしたかったから。その愛する妻の形見である飼い犬を殺し、愛車を奪った者が無事で済むはずがありません。そんな彼の激しい怒りと殺し屋本来の凶暴さ&粘着性が噴出するのが、封印していたコンクリを人力で叩き壊すシーン。マジ切れジョンによる妥協なき復讐劇のはじまりにワクワクさせられます。本作で“怒らせたらヤバい男“を体現したキアヌの脅威のスタントにも惚れ惚れですが、何といっても殺し屋の正装=黒いスーツをビシッと着込んだ姿のカッコいいこと!
イドリス・エルバのいぶし銀の魅力が光るクライム・アクション『フレンチ・ラン』
フレンチ・ラン
次期ジェームズ・ボンド役の候補にも挙がっているイギリス出身俳優イドリス・エルバが、CIAのはぐれ者捜査官を演じたクライム・アクション。相棒を務めたのは、リリー・ジェームズ主演『シンデレラ』で王子役を務めたリチャード・マッデンです。フランスを舞台に、謎のテロ事件をめぐって仏警察とCIAが相手の裏をかく諜報合戦を繰り広げる本作。プジョーやシトロエン、ルノーなどフランスを代表する名車がずらりと顔をそろえる一方で移民問題を盛り込むなど、複雑な状況にあるフランスを舞台に描かれています。

パリ。自らの勘を頼りに独自路線をいくCIAの捜査官ブライアー(エルバ)は、革命記念日前夜に起きた爆発テロの捜査を開始します。爆弾テロ犯として逮捕された天才スリ師マイケル(マッデン)が無実であると直感した彼は、マイケルに協力を依頼します。

脚本家として制作実績のあるジェームズ・ワトキンス監督による本作は、さりげなく置かれた伏線の鮮やかさや前のシーンが次のシークエンスへとつながるスムーズなリーティングが小気味良い作品。イドリス・エルバのいぶし銀の魅力と緻密なストーリーをご堪能ください。
シャーリーズ・セロンがMTVの人気アニメを実写化『イーオン・フラックス』
イーオン・フラックス
『アニマトリックス』のピーター・チョン監督が手掛けたMTVの人気アニメを、『モンスター』のシャーリーズ・セロンで実写化。本作のために週6日、マーシャルアーツほかあらゆる武芸を学んだセロンは、美しいブロンドを黒髪に染めて革命戦士を熱演。格闘もできるオスカー女優として、この他にも『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で女戦士フュリオサを、そして『アトミック・ブロンド』ではMI6の女スパイに扮しています。

致死性のウイルスによって人類の99%が死滅した世界。治療法を発見した科学者トレヴァー・グッドチャイルドの家系は、その後400年にわたり統治者として君臨しています。反政府組織モニカンの女戦士イーオン・フラックス(セロン)は、そんな独裁政治に反旗を翻すのですが……。

グッドチャイルド一族を守る兵士たちのヘルメットや畳に障子、そしてモニカンが使用する手裏剣やまきびしをほうふつとさせるガジェットなど。日本にルーツを持つカリン・クサマ監督による本作では、随所に日本の影響が見受けられます。エキゾチックでパワフルなセロン姉さんによる華麗なる跳躍と360度射撃にシビれます。
ジェシカ・アルバのセクシー・ダンスも必見!『シン・シティ 復讐の女神』
シンシティ復讐の女神
そして最後はアナーキーでシュールな世界観が世界から激賞された『シン・シティ』の続編です。『300<スリーハンドレッド>』のフランク・ミラーによるグラフィック・ノベルを原作に、ロバート・ロドリゲスとミラーが共同監督で仕上げたハードボイルド・アクション。モノクロームの中に赤や黄色など、一部色彩を取り入れた鮮烈なビジュアルは一度味わえば病みつきに。

悪徳の街シン・シティ。ペテンと腐敗の匂いが立ち込めるこの街で、諸悪の根源となっているのが権力者ロアークです。ロアークを起点に、救いのない罪の街に生きるアウトサイダーたちによる予想の裏をかく行動にハラハラ。ロアークに因縁を持つギャンブラー・ジョニーをジョセフ・ゴードン=レビット、愛する者を失い、ロアークへの復讐に燃える場末の踊り子ナンシーをジェシカ・アルバが演じているほか、ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、ジョシュ・ブローリン、エヴァ・グリーンらクセ者たちも勢ぞろい。ロドリゲスとミラーの美意識が共鳴した過激でスタイリッシュな演出はもちろんのこと、ジェシカ・アルバのセクシー・ダンスも必見です。

優れたアクション映画には、監督の“偏愛”とも言えるアクションへの美意識が注入されている気がします。それを実現する役者たちの身体的負担は並々ならぬものがあるようですが、しなやかで強靭な体躯から繰り出されるスタイリッシュなアクションには思わずうっとり。究極の映像美とは肉体が作り出す美しさなのかもしれません。

Writer | 足立美由紀

フリーライター&エディター。某インターネットプロバイダで映画情報サイトを立ち上げた後、フリーランスへ。現在は各種情報誌&劇場用映画情報誌などの紙媒体、ネット情報サービスほかにて映画レビューや俳優・監督のインタビュー記事を執筆。時には映画パンフレットのお手伝いも!試写室と自宅を往復する毎日です。

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