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展開にびっくり! ハラハラドキドキ予測不能な“未体験ゾーン”映画5選

2018.03.01(Thu) | レイナス

日本未公開映画の特集上映『未体験ゾーンの映画たち2018』では、今年もユニークな作品がたくさん公開されています。この上映作の中から、スリラーから実話モノ、コメディまでジャンルを問わず、まさかの展開に驚かされる予測不能な5作品をご紹介しましょう。

未体験ゾーンの映画たち2018】全61作品上映中!!
★ヒューマントラストシネマ渋谷
★シネ・リーブル梅田
★青山シアター(オンライン)

美しくも恐ろしい、“皮膚を集める女” 『スキン・コレクター』
スキンコレクター
見慣れた肌に起こる変化、たとえニキビやシミひとつでも気になってしまうものです。しかし彼女の肌に起こった変化はずっと恐ろしいものでした。女の価値は若く美しくあること――そんな価値観を滲ませる主人公のキラは、容姿端麗なピアニスト。ある日彼女は、自分の指先の皮膚が白く乾燥し、ボロボロと剥がれ落ちていることに気付きます。急速に範囲が広がっていく症状に不安を隠せないキラ。ここまでの彼女の気持ちは理解できる範疇のものですが、精神的に追い込まれたキラは、狂気の道へと突き進んでしまいます。別の皮膚を移植すれば肌が元通りになることを知り、他人の皮膚を奪うことを思いつくのです――。

美しい皮膚を求め、連続殺人に手を染めていくキラ。彼女の行う“皮膚の交換”シーンは、グロテスクではありますが、どこか幻想的な映像で描かれています。人間の狂気を描くリアルなスリラーというよりも、美にとらわれた女性をめぐる寓話といった趣でしょうか。自分の美しい肌のために他者の犠牲を顧みない行為のその先には、驚きの展開が待ち受けています。筆者は思わず「えっ!」と声が出てしまいました……。
半径15メートル以内全員即死! 『(r)adius ラディウス』
ラディウス
交通事故から目を覚ましたら、自分の半径50フィート(約15メートル)以内に接近した人・動物が即死するようになってしまっていた男・リアムの物語。しかもリアムは記憶喪失になっており、自分のことすらも分からない状態でした。どうしてこんなことになっているのか、自分は誰なのか? 皆目見当がつかないなか、誰かに助けを求めようにも近付く人間はすべて死んでしまうのです。

自分に接近した人間が誰かれ構わずバタバタと死んでいく光景には、膝の力が抜けていくような底知れぬ絶望感を抱かされます。相手を殺したくなければ全力で逃げるほかない。究極の“孤立”状態に置かれたリアムに為す術はあるのか? そこに現れた、“彼に近付いても死なない唯一の女性”が、真実にたどり着く手がかりとなるのですが……。

主人公自身と主人公の置かれた状況に関して情報がゼロの状態から物語がスタートし、そこから少しずつ法則や真実を見つけていく過程がなんともスリリング。次に一体なにが起こるのかとハラハラさせ、ラストまで緊張感を保ったまま突き進みます。同じ状況を共有する男女ふたりの関係性が、真実に近付くごとにどう変化していくのかも見どころですよ!
火星探査チーム、訓練中にまさかの全滅! 『ザ・タンク』
ザ・タンク
どんな結末になるか分からない“予測不能”映画もドキドキしますが、結末を明らかにした上で、どうやってそこに至るのかを辿っていく映画も面白いもの。
『ゼロ・グラビティ』や『インターステラー』、『オデッセイ』など、宇宙飛行士が壮大な宇宙によって危機に陥る映画を観ると、宇宙って恐ろしいなあ…としみじみしてしまいますが、こちらはなんと、宇宙に行く前の訓練でチーム全員が“全滅”してしまうという衝撃の物語。ま、まだ宇宙に行ってないのに!?

火星探査のシミュレーションのため、南極に設置された狭いタンクの中で500日近くにもわたる長期訓練を行うことになった宇宙飛行士6人。閉鎖された空間や、訓練なのか事故なのか分からないアクシデントによって、メンバーたちは徐々にストレスが溜まっていきます。協力と信頼が要だったはずのチームの人間関係は、些細なことの積み重ねで、あっけなくこじれ始めてしまうのです。信仰の違い、経験の違い、価値観の違い。互いのパーソナリティがすべてマイナスの方向に影響しあい、最悪の結果へとなだれ込んでいくさまはまるで不幸のドミノ倒し! いやはや、宇宙も怖いけれど人間も怖いものです……。
ユダヤ人を救う、驚きの作戦 『ウォーキング・ウィズ・エネミー/ナチスになりすました男』
ウォーキング
“展開にびっくり”というより“そのアイデアと行動力にびっくり”かもしれません。こちらはなんと、実在の人物を描いたお話。

1944年、第二次世界大戦下のハンガリー。ハンガリーはドイツの同盟国でしたが、戦況の変化を受け、国民を守るためにドイツと敵対する連合国との休戦を模索します。これに気付いたドイツは、ハンガリーのブダペストに侵攻。アイヒマン指揮下のもと、ユダヤ人一掃作戦を開始するのです。労働奉仕に収監されていた青年エレクはこれに気付き、家族や仲間を助けるために労働収容所から逃亡。ナチス将校になりすまし、無慈悲に殺されるユダヤ人たちを救うという無謀な計画に身を投じるのです。

死の恐怖にさらされた人々を前に、希望をもたせたいと願うエレクは、大胆な行動によって自身の身を危険に晒しながらも、ひとり、またひとりと人々を助け出します。助ければ助けるほど見つかるリスクはあがる。しかし、「助けた数だけ悲しみを味わう人が減る」。守りたい命が一発の銃弾で奪われてしまう絶望、まだ人を救えるかもしれないという希望の波が、潮の満ち引きのように押し寄せ、打ち震える場面が何度も訪れます。果たして彼と人々の運命は……。その勇姿、是非ともご覧ください。
無謀なアリバイ工作、果たしてどうなる? 『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』
アリバイ
最後は、肩の力を抜いて思いっきり笑えるコメディで締めましょう! 『世界の果てまでヒャッハー!』などで日本でもじわじわ人気を集めているフランス人コメディアン、フィリップ・ラショーが監督・脚本・主演を務めるこちらの作品は、依頼人の完璧なアリバイ作りを代行する会社“アリバイ・ドット・コム”をめぐる物語。同社を経営するグレッグは、仕事も順調、運命的な恋人・フローと出会ってプライベートも充実。幸せいっぱいのグレッグでしたが、実はフローの父親はグレッグの顧客であることが判明。「嘘が大嫌い!」なフローに自身の仕事すらも隠していたグレッグは、フローの父親に押し切られ、カンヌへの不倫旅行のアリバイ工作をするはめに。しかしその旅行先へ、フローとその母親もバカンスにやってきてしまい……。 不倫旅行に娘と妻が鉢合わせするという最悪のシナリオを回避すべく右往左往するアリバイ・ドット・コムのメンバー3人。アリバイ工作に関してだけは凄まじく有能なのですが、それ以外は基本的に全員がボケ倒していく見事な3バカトリオで笑いが絶えません。「それ大丈夫!?」と思うような不謹慎なギャグもエゲツない下ネタも盛々ですが、意外にもヒューマンドラマの要素もあり、心温まる場面も。愛すべきキャラたちがカンヌで巻き起こす予測不能なドタバタ劇、どうぞご堪能あれ!

気になる映画はありましたか? 舞台もテイストもまったく異なる5作品をセレクトしてみました。ジェットコースターのように心拍数があがったり、思わず声が漏れるほど驚いてしまう映画たち。ぜひお楽しみください!

Writer | レイナス

WEBデザイナー兼フリーライター、『ホラー通信』ライター。おもに洋画ホラー・スリラー系映画の記事を書いています。

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