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「エグいシーンにギャー!」バイオレンスにドキドキする映画5選

2018.03.07(Wed) | 斎藤香

「刺激的な映画を見たい」というときに最適なのがバイオレンス映画。そこで残酷シーンが苦手な人でも見られるソフトな作品からハードな作品、美しい作品も含めて、ご紹介いたします。

ネオナチに閉じ込められたバンドの恐怖を描く『グリーンルーム』
グリーンルーム
売れないバンドが、ライブハウスの楽屋に閉じ込められる恐怖を描いたアントン・イェルチェン主演作。

パット(アントン・イェルチン)は売れないパンクバンドのメンバー。彼とメンバーはいろいろなライブハウスを回っていますが、ギャラが安くていつも金欠です。そんな中、ギャラのいいライブの仕事を紹介してもらいました。しかしライブハウスの雰囲気がちょっと嫌な感じ……。そして演奏後、彼らは見てはいけないものを見てしまい、全員が楽屋に監禁されてしまうのです。

なんとかして脱出しようと知恵を絞るメンバーたち。出入り口がひとつしかないため、敵の気をそらす工夫やあの手この手の脱出劇はかなりのスリルです。しかし、後半、敵が凶暴な犬を放ったときからけっこうエグい展開に! とはいえ目を覆うほどではないので、バイオレンス映画初心者におすすめです。
切なく怖い。北欧バイオレンスミステリーの秀作『獣は月夜に夢を見る』
獣は月夜に夢を見る
北欧映画はときどき強烈に怖い映画を放ってきますが、本作もその1本。『獣は月夜に夢を見る』は、獣の血を引く女性の運命を描いた作品です。

デンマークの小さな町に暮らすマリー(ソニア・スール)と家族は、町のやっかいものでした。差別的な視線を向けられるマリーは、職場でも嫌がらせを受けてうんざりする毎日。そんな彼女に唯一やさしくしてくれるのは、よその町からやってきたダニエル(ヤーコブ・オフテブロ)でした。二人の間には、ほのかな恋が生まれますが、マリーの体に異変がおきて……。

華奢で美しいマリーですが、毛が生えたり、攻撃的な衝動を抑えきれなくなったり徐々に獣化していきます。ヴィジュアルが微妙に変化し、攻撃性を増していくマリーをダニエルは永遠に愛せるのか。美しく静謐な北欧の景色を切り裂くバイオレンス映画の佳作です。
マネキンしか愛せないサイコキラーの恐怖『マニアック』
マニアック
イライジャ・ウッドが狂気の男を演じるサイコキラー映画『マニアック』は、愛するマネキンのために次々と女を殺していく殺戮シーンが本当に気持ち悪い作品です。

マネキンしか愛せないフランク(イライジャ・ウッド)は、女性を殺して頭皮を集めるサイコキラー。ところが、写真家のアンナ(ノラ・アルネゼデール)が彼の店に並ぶマネキンに興味を持ち、そこから二人の交流が始まりますが……。

女性を殺して頭皮をはぐ描写が耐え難い怖さ! あまりのエグさに顔をそむける人もいるでしょう。マネキンに話しかけながら、血まみれの頭皮をマネキンの頭にかぶせていくフランクは、イライジャが熱演すればするほど、痛々しさと気持ち悪さの相乗効果で胸がムカムカするほど。覚悟して見てください。
人を食う喰種(グール)を完全実写映画化『東京喰種 トーキョーグール』
東京グール
石田スイの同名原作を萩原健太郎監督が実写映画化した『東京喰種 トーキョーグール』。人食いという強烈なキャラを人気俳優の窪田正孝や蒼井優が演じています。

東京に潜む人食いの喰種(グール)。金木(窪田正孝)は、喰種のひとりリサ(蒼井優)に襲われたことをきっかけに、半分喰種化してしまい、精神的に追い込まれていきます。一方、喰種らを撲滅しようと躍起になる捜査官・真戸(大泉洋)は、さまざまな手段で喰種を追跡。金木は同じ喰種のトーカ(清水富美加)らと行動を共にしながら、捜査官との戦いを余儀なくされるのです。

片思いしているリサとやっとデートできたと思ったら、彼女は喰種。噛みつかれて、自分は人間と喰種のハーフになってしまうという不幸な金木……。しかし、ここからドラマは始まるのです。喰種たちが変貌したときの凶暴ぶりとルックスの変化には驚くこと必至。人を食べるという設定そのものがエグさを際立たせています。
伊藤英明がバイオレンス教師に化ける!『悪の経典』
悪の教典
貴志祐介の同名小説を三池崇史が映画化した学園バイオレンス映画です。

蓮見教諭(伊藤英明)は、生徒にも保護者にも評判のいい人気教師。しかし素顔は、情などカケラも持たないサイコパスです。彼は学校で徐々に勢力を拡大していきますが、小さな綻びから自身の真の姿が明らかに。破れかぶれになった蓮見は、学校のすべての人間を口封じしようと次々と殺していくのです。

さわやかなイケメン人気教師の素顔がドス黒いというのはありがちですが、まさか人殺しも厭わないサイコパスとは! 蓮見が嬉々として生徒たちを殺しまくる情け容赦ない姿が本当に怖い。学校に生徒たちの血まみれの死体が積み上げられている様は辛く、とてもヘビーな学園バイオレンス映画です。生徒役で染谷将太、二階堂ふみ、林 遣都、浅香航大、工藤阿須加、松岡茉優などが出演。

バイオレンス映画は見ていて「痛い」「辛い」と感じるほどいい映画ではないかと思います。暴力は痛いに決まっていますからね。恐怖を感じる、痛みを感じることで、こんなこと現実では絶対に起こさない!という教訓になります。 怖い思いは映画の中だけで十分だと、つくづく思える5作品です。

Writer | 斎藤香

映画ライター 映画誌の編集者を経てフリーに。映画レビュー、監督&俳優へのインタビュー、書籍ライティングなどで活動中。映画のほかには教育関連の取材執筆もいたします。好きな監督はウディ・アレン、トーマス・アルフレッドソン、アルフレッド・ヒッチコックなど多数。

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