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アイドル時代から現在に至るまで、女優・長澤まさみの魅力に溺れる5作品

2018.04.25(Wed) | 斎藤香

映画とドラマに大活躍中の女優・長澤まさみ。第12回東宝シンデレラで史上最年少の12歳でグランプリを受賞して以来、映画、ドラマなど活躍の場を広げながら、着実に力をつけてきました。映画『世界の中心で愛を叫ぶ』で白血病の少女を熱演してブレイクしたのをご存じの方も多いでしょう。スター女優としての華やかさがありながら、確かな演技力もある長澤さん。そんな彼女の足跡を追える作品をピックアップしました。

十代の超かわいい長澤まさみが見られる青春映画『ロボコン』
ロボコン
ロボットコンテストに出場する、理系学生たちの熱き闘い&友情を描いた青春コメディ映画。長澤さんはやる気ゼロの女子高生・里美を演じています。

高専の落ちこぼれ学生の里美(長澤まさみ)は、「ロボコン」に出場すれば、居残り講義を免除してやると言われ、第二ロボット部に参加することに。第二ロボット部は、コンテストに出て惨敗しますが、ロボットは高評価を受け、里美は、俄然やる気になります。部員たちのモチベーションも上がり、全国大会に臨むことになるのですが……。

何事にもやる気ゼロだった里美が、第二ロボット部に自分の居場所を見つけてキラキラ!彼女の大きな瞳と屈託のない笑顔が弾けます。また本作のハイライトであるロボットコンテストでは、部員が本気でロボット操作、勝負カタルシスなどザ・青春そのもの! 長澤さんの見事なリモコン捌きも見どころです。共演は小栗旬、伊藤敦史、塚本高史。
大人の女優として開眼した深夜ドラマの劇場版『モテキ』
モテキ
『世界の中心で愛を叫ぶ』で人気女優となった長澤さんは映画、ドラマに大活躍。その後、大人の女優へのステップアップに少し足踏みしていたときに出演したのが『モテキ』。この作品で再び大ブレイクするのです。

幸世(森山未來)は、モテキが過ぎてまた地味な生活に戻っていました。そんなときにツイッターで知り合ったみゆき(長澤まさみ)と会うことに。思いがけず可愛くてうれしくなる幸世。二人は飲みの勢いで幸世の部屋まで行き、いい感じになりますが、みゆきには恋人がいたのです……。

幸世を翻弄しつつ、恋人との関係に苦しむという複雑な役を好演。長澤まさみ史上、初となるセクシーなシーンもあり、大人の女優へのイメージチェンジに大成功した作品です。この映画をきっかけにかつてのアイドルとは違う、大人の女優としての人気を獲得したのです。
是枝作品で奔放な次女を色っぽく魅せた『海街diary』
海街diary
初めて是枝裕和監督作に出演。四姉妹の次女・佳乃を演じて演技派としての確立させたのが『海街diary』です。

幸田家の三姉妹、幸(綾瀬はるか)次女の佳乃(長澤まさみ)三女の千佳(夏帆)のもとに、家を出て行った父の訃報が届き、彼女たちは葬式へ。3人はそこで腹違いの妹のすず(広瀬すず)と出会います。継母との二人暮らしになることに不安そうな妹を見て、幸はすずを引き取ることに。こうして鎌倉での四姉妹の生活がスタートするのです。

美人四姉妹の中でも、一番の自由人である佳乃。次女らしい奔放さと家庭を明るくする華やかさが長澤さんにピッタリ。恋愛、仕事など、アラサーらしいリアルな悩みと何事も本音で語るストレートさが姉妹の行動に活気をもたらします。色気と爽やかさを同時に感じさせる芝居で、またひとつ女優としての成長を見せているのです。
超エグいホラー映画に挑戦した『アイアムアヒーロー』
アイアムアヒーロー
ZQNというゾンビに襲われる人間たちが、決死の覚悟で闘いながら逃げまくる姿を描いたゾンビ映画です。長澤さんは、主人公が逃げ込むアウトレットで生活する生き延びた人間たちのリーダー格の藪を演じています。

売れない漫画家の鈴木(大泉洋)は、イケてない毎日にうんざり。そんなとき謎の病気が蔓延し、街にZQNと呼ばれるゾンビが大量発生! 鈴木は逃げる途中で知り合った女子高生の比呂美(有村架純)と行動を共にし、アウトレットに逃げ込みます。そこはZQNから逃れた人間たちのコミュニティ。二人は藪(長澤まさみ)と知り合い、共にZQNと闘うのですが……。

珍しくアクション映画に挑戦した長澤さん、長い手足をいかした立ち姿はかっこいい。体のキレとともに演技の勢いが重要なキャラクターですが、見事に演じ切っています。守ってあげたくなる有村架純との対比により、長澤まさみのシャープな魅力が生きた作品です。
夫が宇宙人になっても愛を貫くという難役で絶賛された『散歩する侵略者』
散歩する侵略者
2017年、数々の映画賞を受賞した黒沢清監督作。劇作家・前川知大の劇団イキウメの同名舞台劇の映画化作品です。長澤さんは宇宙人になってしまった夫を支える妻という奇妙な役を演じています。

行方不明だった夫の慎司(松田龍平)が突然帰宅します。鳴海(長澤まさみ)は浮気を疑っていましたが、彼は会社を辞めて、散歩ばかりをしている夫を不審に思いながらも、彼を見守り支えていきますが、周囲で謎の惨殺事件や奇妙な出来事が続くようになり……。

本作で、TAMA映画祭主演女優賞、毎日映画コンクール主演女優賞などを受賞した長澤さん。夫が宇宙人という奇妙な設定の中で、妻の不安と愛情をしっかり役に込めて演じ、絶賛されました。荒唐無稽な物語ですが、彼女が演じる鳴海が抱く夫・慎司への愛は唯一のリアル。形のないものをスクリーンに浮き上がらせたのは長澤まさみの力でしょう。

かわいいアイドル的な女優から大人の女優へと着実にステップアップしていった長澤さん。これからも美人の演技派としてその力を大いに発揮して、映画ファンを楽しませてほしいですね!

Writer | 斎藤香

映画ライター 映画誌の編集者を経てフリーに。映画レビュー、監督&俳優へのインタビュー、書籍ライティングなどで活動中。映画のほかには教育関連の取材執筆もいたします。好きな監督はウディ・アレン、トーマス・アルフレッドソン、アルフレッド・ヒッチコックなど多数。

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