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激しさMAX! 韓国発パニック映画4選

2018.05.23(Wed) | 清水久美子

カンヌ国際映画祭をはじめとする世界の映画祭で話題を呼び、ギレルモ・デル・トロ監督も絶賛した韓国のパンデミック・パニック映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』。ゾンビ映画の中でも異彩を放つ傑作です。韓国のパニック映画の破壊力は半端なく、時にはその凄さに笑ってしまうくらい激しいのが特徴。人気俳優も血まみれで熱演し、子役の演技力の高さにも感動します。今回は『新感染』を含む韓国発パニック映画を4本ご紹介!

時速300 kmの列車内でゾンビが大量発生!『新感染 ファイナル・エクスプレス』
新感染
高速鉄道の車内を舞台に恐ろしい感染が巻き起こるノンストップ・サバイバル・アクション。

ソウル発プサン行きの高速鉄道KTXに、娘スアン(キム・スアン)を連れて乗車したファンドマネージャーのソグ(コン・ユ)。妊婦と夫、高校球児らも乗り合わせたその列車で、突如謎の感染爆発が起きます。どこにも逃げ場のない疾走する列車内で、凶暴なゾンビと化す感染者たちが増え続ける中、ソグは愛する娘を守り切れるのでしょうか…?

主人公役の人気俳優コン・ユや、妊婦の夫役のマ・ドンソク、子役のキム・スアンの名演技もさることながら、大量発生したゾンビに扮している役者たちの演技が凄まじく、ラストまで体の力を緩めることができないほどのパニック感を味わえます。絶体絶命のサバイバルの中で育まれる主人公と娘の絆や、妊婦の夫のスーパーヒーロー並みに強くカッコいい姿にも引き込まれます。
怪物にさらわれた娘を取り戻すために奮闘する父の姿に感動『グエムル 漢江の怪物』
グエムル
ソウルの中心を流れる雄大な河、漢江(ハンガン)に正体不明の恐ろしい巨大な怪物(グエムル)が現れ、人々をパニックに陥れる大ヒット韓国映画。

漢江の河川敷で売店を開いているパク一家。店番をしていた長男のカンドゥ(ソン・ガンホ)は、岸辺を走るグエムルに遭遇し驚愕します。次々と人々に襲いかかるグエムルは、あっという間にカンドゥの愛娘ヒョンソ(コ・アソン)をさらいます。グエムルに殺されたかと思われたヒョンソが生きていると知ったカンドゥたちは、家族で力を合わせてヒョンソを救おうと奔走するのですが…。

グエムルが誕生した経緯と、現れた後の政府の対応には、グエムルそのものよりも恐ろしさを感じました。ヒョンソを救うことに協力的ではない政府を見限り、家族だけでグエムルに立ち向かうパク一家。娘のために必死になるカンドゥや、カンドゥの父、弟妹の勇姿が感動的です。ソン・ガンホをはじめ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナといった韓国の代表的な俳優たちの共演も必見です。
パニックの中で展開する熱いラブストーリーや家族の物語『TSUNAMI -ツナミ-』
TSUNAMI
メガ津波が襲いかかる中、いくつもの人間ドラマが繰り広げられるパニックムービー。

インドネシア大津波に遭遇した際、遠洋漁船でインド洋に出ていたマンシク(ソル・ギョング)は、一瞬の判断ミスで幼なじみのヨニ(ハ・ジウォン)の父を死なせてしまいます。そのため、惹かれ合うマンシクとヨニの関係は発展しないままでしたが、ようやくマンシクはヨニにプロポーズを決行。ところが、釜山のビーチ・ヘウンデに高さ100m、時速800kmのメガ津波が迫ってきていました…。

メガ津波の描写は物凄い迫力で、じっと座っていられないほど恐ろしく、心臓がバクバクしました。本作は津波を取り上げたパニック映画ですが、マンシクとヨニ以外にも、海洋救助隊員と彼に助けられた女性、国際海洋研究所の地質学者と離婚した妻など、様々な人間関係が描かれ、韓国作品ならではの熱い家族の物語やラブストーリーが見どころとなっています。
國村隼が演じる謎の男の正体は…?『哭声/コクソン』
哭声/コクソン
韓国を代表する映画祭・青龍映画賞で國村隼が外国人史上初の助演男優賞に輝いた、疑惑の広がりによってパニックが起こっていくサスペンス・スリラー。

平和な田舎の村に、得体の知れない“よそ者”(國村)がやって来ます。この男に関する謎めいた噂が広がるにつれ、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発。犯人は全員、濁った眼に湿疹で爛れた肌をして、言葉を発することもできない状態に。事件を担当する村の警官ジョング(クァク・ドウォン)は、自分の娘に殺人犯たちと同じ湿疹があることに気付くのですが…。

謎の男を怪演する國村隼の不気味さが際立つ中、物語は予測できない方向へと進んでいきます。エキセントリックな祈祷師に扮するファン・ジョンミンの登場辺りから、かなり頭が混乱し、思っていたのとは全く違う展開に。ホラーの要素もあり、見る者をパニック状態にする異色の韓国映画です。

ここで紹介した4本は、韓国文化を色濃く反映したパニック映画で、独特の魅力があります。一度ハマったら、もっともっと観たくなるはず。有名俳優たちが体を張って挑む、韓国発パニック映画の激しさMAXの世界観をぜひ堪能してみてください!

Writer | 清水久美子

映画・海外ドラマ・音楽ライター。昼はメーカーでOL、夜は音楽雑誌の編集アシスタントをこなした後、パソコン雑誌で編集業務に就く。その後フリーライターとなり、俳優や監督・ミュージシャンのインタビュー、執筆に日々奔走。試写室通いで時には1日4本の映画を観ることも。移動中もスマホは目が疲れるので、いつもポータブルDVDプレイヤー持参で何かしら観ています。

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