サメに襲われる『海底47m』の恐怖…シャークスリラー映画5選
2017.08.09(Wed) | 清水久美子
夏です! 夏と言えば海。海と言えば、暑さを吹き飛ばす怖~いサメ映画。今回は、8月12日から公開される、深い海の底で様々な危険にさらされるリアルなサスペンス・ホラー『海底47m』や、モンスター・パニック系の作品など、恐怖のシャークスリラー映画5選を紹介します。
旅行先で誘われても断らなくちゃダメ!『海底47m』

美人姉妹が、サメだけではなく、海で巻き起こる数々の恐怖に襲われる、心臓バクバクのパニックスリラー。
失恋して傷心のリサ(マンディ・ムーア)は、妹のケイト(クレア・ホルト)と一緒にメキシコ旅行へ。2人は現地で知り合った男性に、海に沈めた檻の中から野生のサメを鑑賞する“シャークケージ・ダイビング”に誘われます。臆病で慎重派のリサは絶対にやりたくなかったものの、冒険好きで好奇心旺盛なケイトに強引に押し切られてしまいます。水深5mの海で、間近で見るサメは大迫力で感動的でしたが、突然ケージを支えていたワイヤーが切れ、姉妹は水深47mの海底まで落下。無線は届かず、急浮上すれば潜水病で意識を失う危険が。恐ろしいサメに囲まれ、極限状態に陥った2人の生還率はほぼ0%でした…。
助かるためにあらゆる努力をするリサとケイト。一つクリアしても、すぐに次の恐怖が襲いかかり、息つく暇もありません。予想外の展開が起こり、ビクビクしながら見つつも、怖がりの私でも夢中になれる映画でした。「やめておけばいいのに…」というのは、こういった映画の定番。もしもシャークケージ・ダイビングなるアクティビティがあっても、本作を見たらもう誰もやらないのでは!?
◆『海底47m』
2017年8月12日(土) シネマート新宿 他 全国順次ロードショー
配給:ギャガ・プラス
(C)47 DOWN LTD 2016, ALL RIGHTS RESERVED
失恋して傷心のリサ(マンディ・ムーア)は、妹のケイト(クレア・ホルト)と一緒にメキシコ旅行へ。2人は現地で知り合った男性に、海に沈めた檻の中から野生のサメを鑑賞する“シャークケージ・ダイビング”に誘われます。臆病で慎重派のリサは絶対にやりたくなかったものの、冒険好きで好奇心旺盛なケイトに強引に押し切られてしまいます。水深5mの海で、間近で見るサメは大迫力で感動的でしたが、突然ケージを支えていたワイヤーが切れ、姉妹は水深47mの海底まで落下。無線は届かず、急浮上すれば潜水病で意識を失う危険が。恐ろしいサメに囲まれ、極限状態に陥った2人の生還率はほぼ0%でした…。
助かるためにあらゆる努力をするリサとケイト。一つクリアしても、すぐに次の恐怖が襲いかかり、息つく暇もありません。予想外の展開が起こり、ビクビクしながら見つつも、怖がりの私でも夢中になれる映画でした。「やめておけばいいのに…」というのは、こういった映画の定番。もしもシャークケージ・ダイビングなるアクティビティがあっても、本作を見たらもう誰もやらないのでは!?
◆『海底47m』
2017年8月12日(土) シネマート新宿 他 全国順次ロードショー
配給:ギャガ・プラス
(C)47 DOWN LTD 2016, ALL RIGHTS RESERVED
高度な知能を持った凶暴なサメが怖すぎる!『ディープ・ブルー』
『ダイ・ハード2』『クリフハンガー』のレニー・ハーリン監督によるサバイバル・アクション映画。
太平洋上に建造された海洋医学研究施設で、凶暴なマコシャーク(青鮫)の脳組織から新薬を製造する研究を行っているスーザン博士(サフロン・バローズ)。彼女は研究を急ぐあまり、サメのDNAを操作したために、サメは巨大化し、高度な知能を持つ新種と化してしまいます。激しい嵐に見舞われ、海の孤島となった研究所で、巨大ザメは殺戮マシーンのようになっていくのですが…。
ヒットメーカーであるハーリン監督作に登場するこのサメは、とにかく巨大で、凶暴で、頭が良くて怖すぎます! 原因を作ったのは人間であるところや、その後の展開に心をつかまれる本作は、キャストも豪華で魅力的。『ヘイトフル・エイト』のサミュエル・L・ジャクソン、『ミスト』のトーマス・ジェーン、『しあわせはどこにある』のステラン・スカルスガルド、TVドラマ『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』のLL・クール・Jなど、主役級の俳優たちが、1999年のシャークスリラーで共演していたとは驚きです。続編製作も決まり、現在撮影中だそうです。
太平洋上に建造された海洋医学研究施設で、凶暴なマコシャーク(青鮫)の脳組織から新薬を製造する研究を行っているスーザン博士(サフロン・バローズ)。彼女は研究を急ぐあまり、サメのDNAを操作したために、サメは巨大化し、高度な知能を持つ新種と化してしまいます。激しい嵐に見舞われ、海の孤島となった研究所で、巨大ザメは殺戮マシーンのようになっていくのですが…。
ヒットメーカーであるハーリン監督作に登場するこのサメは、とにかく巨大で、凶暴で、頭が良くて怖すぎます! 原因を作ったのは人間であるところや、その後の展開に心をつかまれる本作は、キャストも豪華で魅力的。『ヘイトフル・エイト』のサミュエル・L・ジャクソン、『ミスト』のトーマス・ジェーン、『しあわせはどこにある』のステラン・スカルスガルド、TVドラマ『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』のLL・クール・Jなど、主役級の俳優たちが、1999年のシャークスリラーで共演していたとは驚きです。続編製作も決まり、現在撮影中だそうです。
人喰いザメの背後には陰謀が渦巻いていた…『シャークアタック』

人間ドラマ、そしてアクション色の強いパニック・サスペンス映画。
アフリカの小さな港町で、人を襲わないはずのサメの体内から人間の腕が発見されます。海洋学者マクレイ(キャスパー・ヴァン・ディーン)は、現地で調査を開始。すると、サメの襲撃事件が多発していることが分かります。サメよけのシールドを簡単に突き破り、空腹でなくても人間に襲いかかってくる巨大なサメたちに、何か異変が起きていると考えるマクレイ。さらに調査を進めていくと、人喰いザメの背後には恐るべき陰謀がうごめいていることが発覚し…。
サメの凶暴なシーンもさることながら、銃撃戦や激しいアクションシーンが満載。欲望にまみれた人間たちのドラマも描かれています。善人役のイメージが強い『ゴーストバスターズ』のアーニー・ハドソンが悪役で出演し、物語を盛り上げているのも見どころです。
アフリカの小さな港町で、人を襲わないはずのサメの体内から人間の腕が発見されます。海洋学者マクレイ(キャスパー・ヴァン・ディーン)は、現地で調査を開始。すると、サメの襲撃事件が多発していることが分かります。サメよけのシールドを簡単に突き破り、空腹でなくても人間に襲いかかってくる巨大なサメたちに、何か異変が起きていると考えるマクレイ。さらに調査を進めていくと、人喰いザメの背後には恐るべき陰謀がうごめいていることが発覚し…。
サメの凶暴なシーンもさることながら、銃撃戦や激しいアクションシーンが満載。欲望にまみれた人間たちのドラマも描かれています。善人役のイメージが強い『ゴーストバスターズ』のアーニー・ハドソンが悪役で出演し、物語を盛り上げているのも見どころです。
『シャークアタック』の続編、『ディープ・ライジング』

前作『シャークアタック』で凶暴化したサメが群れを成して人間を襲うモンスター・パニック映画。
海洋学者のニック(ソーステン・ケイ)は、ケープタウンで捕獲したサメを、新装オープンした水族館に渡すことに。一方、姉をサメに殺された女性サマンサ(ニキータ・アジャール)は、水族館の水槽に巨大ザメを展示させることを阻止しようとしますが、ニックに止められます。ところが、飼育員がサメに殺されるという悲劇が。そんな中、海ではサメの襲撃が続発し、多くの被害が出ていました。ニックとサマンサは、ドキュメンタリー番組を撮っているロイ(ダニエル・アレクサンダー)と共に、凶暴化した人喰いザメの撃退に乗り出します…。
心に傷を抱えた美しいヒロインと主人公のロマンスもストーリーの中心となり、一緒に危機を乗り越えていくうちに気持ちが通じ合っていく様子が、シャークスリラーの中で描かれていきます。
海洋学者のニック(ソーステン・ケイ)は、ケープタウンで捕獲したサメを、新装オープンした水族館に渡すことに。一方、姉をサメに殺された女性サマンサ(ニキータ・アジャール)は、水族館の水槽に巨大ザメを展示させることを阻止しようとしますが、ニックに止められます。ところが、飼育員がサメに殺されるという悲劇が。そんな中、海ではサメの襲撃が続発し、多くの被害が出ていました。ニックとサマンサは、ドキュメンタリー番組を撮っているロイ(ダニエル・アレクサンダー)と共に、凶暴化した人喰いザメの撃退に乗り出します…。
心に傷を抱えた美しいヒロインと主人公のロマンスもストーリーの中心となり、一緒に危機を乗り越えていくうちに気持ちが通じ合っていく様子が、シャークスリラーの中で描かれていきます。
知識と技術でサメに対抗する美女『ロスト・バケーション』
美しい医学生のヒロインが、たった一人でサメに立ち向かうサスペンス・アクション映画。
医学生のナンシー(ブレイク・ライヴリー)は休暇を利用し、亡き母が教えてくれた地元のサーファーしか知らないという秘密のビーチに赴き、サーフィンを堪能。父や幼い妹の世話や、医師になるための勉強漬けの日々から解放され、夢中でサーフィンをするナンシーは、突然巨大な人喰いザメに襲われます。脚を負傷して大量に出血した彼女は、どうにか岩場に泳ぎ着きますが、ビーチが見えているのに、サメがいるため、そこから動くことができません…。
TVドラマ『ゴシップガール』、映画『アデライン、100年目の恋』の美人女優ライヴリーが、スタイル抜群の水着姿を惜しげもなく披露。全編ほぼ彼女しか登場しませんが、ずっと見ていられるくらい美しいです。美貌に加え、医学生であるため、頭脳明晰なヒロイン。ピアスを使って傷を縫ったり、サメの動き、潮の満ち引きなどを計算したりと、知識と技術を用いて奮闘するナンシーは、シャークスリラーに登場する主人公の中で非常に頼もしい存在です。
医学生のナンシー(ブレイク・ライヴリー)は休暇を利用し、亡き母が教えてくれた地元のサーファーしか知らないという秘密のビーチに赴き、サーフィンを堪能。父や幼い妹の世話や、医師になるための勉強漬けの日々から解放され、夢中でサーフィンをするナンシーは、突然巨大な人喰いザメに襲われます。脚を負傷して大量に出血した彼女は、どうにか岩場に泳ぎ着きますが、ビーチが見えているのに、サメがいるため、そこから動くことができません…。
TVドラマ『ゴシップガール』、映画『アデライン、100年目の恋』の美人女優ライヴリーが、スタイル抜群の水着姿を惜しげもなく披露。全編ほぼ彼女しか登場しませんが、ずっと見ていられるくらい美しいです。美貌に加え、医学生であるため、頭脳明晰なヒロイン。ピアスを使って傷を縫ったり、サメの動き、潮の満ち引きなどを計算したりと、知識と技術を用いて奮闘するナンシーは、シャークスリラーに登場する主人公の中で非常に頼もしい存在です。
サメによる恐怖に身がすくみ、ヒヤッとするシャークスリラー映画は、暑くてだるい夏に最適。実際に出くわしたら怖いけれど、映画でサメとの疑似遭遇体験を楽しんでみてくださいね。

Writer | 清水久美子
映画・海外ドラマ・音楽ライター。昼はメーカーでOL、夜は音楽雑誌の編集アシスタントをこなした後、パソコン雑誌で編集業務に就く。その後フリーライターとなり、俳優や監督・ミュージシャンのインタビュー、執筆に日々奔走。試写室通いで時には1日4本の映画を観ることも。移動中もスマホは目が疲れるので、いつもポータブルDVDプレイヤー持参で何かしら観ています。Banner
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