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フェリシティ・ジョーンズ、エミリー・ブラント……実力派のアラサー英国女優たちが活躍する映画を観てみよう!

2019.03.06(Wed) | 斎藤香

今ハリウッドを席捲している英国俳優たち。特に活躍しているのがアラサーの美人女優たちです。そこで注目のアラサー英国女優たちの作品をピックアップしてみました。

スイートな雰囲気の知性派女優フェリティ・ジョーンズ『ビリーブ 未来への大逆転』
ビリーブ 未来への大逆転
フェリシティは、名門オックスフォード大学出身の才女であり、『博士と彼女のセオリー』ではアカデミー賞助演女優賞候補にもなった演技派です。そんな彼女の最新作は『ビリーブ 未来への大逆転』。現役の最高裁判事ルース・ギンズバーグを大熱演しています。

ルース(フェリシティ・ジョーンズ)は、「すべての人間は法の下で平等」と憲法で定められているにもかかわらず、男女差別が行われている社会に矛盾を感じていました。そんなとき、親の介護用控除が認められなかった男性の事例に着目。弁護士として99%敗北すると言われた裁判で奇跡を起こすのです。

男女差別の分厚い壁に立ち向かったルース・ギンズバーグが躍進するきっかけとなった裁判を描いた社会派の女性映画。ルース役にフェリシティがピタリとハマっています。彼女には賢さをひけらかさない品の良さがあり、決して押しつけがましくない。彼女の魅力が本作でも輝いています。

『ビリーブ 未来への大逆転』3月22日公開
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古典から現代劇までどんな役でもこなせるスター女優キーラ・ナイトレイ『アンナ・カレーニナ』
アンナ・カレーニナ
キーラは、英国映画で活躍後、ディズニー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』でスター女優の仲間入り。『アンナ・カレーニナ』は『プライドと偏見』でもタッグを組んだジョー・ライト監督作で、彼女の美貌と演技力を楽しめる作品です。

19世紀のロシア。社交界の華と言われた美しいアンナ(キーラ・ナイトレイ)は夫(ジュード・ロウ)との冷めた関係に悩みを抱えていました。そんなとき若き将校ヴロンスキー(アーロン・テイラー=ジョンソン)に出会い恋に落ちます。何もかも捨てて、彼の元へと走るアンナでしたが……。

何度も映画化された世界的に有名な悲恋ストーリー。美術や衣装や流麗なカメラワークによって、より際立つキーラの美しさは圧巻。愛人の男との不確かな恋に苦しむスキャンダルにまみれたアンナの恋の行方に目が離せません。現代劇でも古典劇でも自分のものにしてしまうキーラの女優パワーを感じる作品です。
『ハリポタ』の子役から大人の女優へ成長!エマ・ワトソン『ウォールフラワー』
ウォールフラワー
エマがオーディションで勝ち取った映画デビュー作『ハリー・ポッターと賢者の石』から18年経ち、かわいいハーマイオニーはスクスクと大人の女優へと成長。最後の『ハリポタ』の翌年に出演したのがスティーヴン・チョボスキーの原作&監督作『ウォールフラワー』で、さわやかな演技は好評を博しました。

内気な高校生チャーリー(ローガン・ラーマン)は同じ学校の先輩パトリック(エズラ・ミラー)と知り合ってから、パーティの壁の花だった日々から一転、楽しい毎日を送れるようになります。パトリックの義理の妹サム(エマ・ワトソン)とも仲良くなっていくのですが……。

学生時代のキラキラした時間の中、自由奔放でやさしいサム役は、エマをよりいっそう輝かせています。実年齢より若い役ですが、この時代のエマだからこそ演じられた役ではないかと。まさにエマ・ワトソンの青春の記念碑的な作品です。
シンデレラ役をきっかけに大きく飛躍したリリー・ジェームズ『高慢と偏見とゾンビ』
高慢と偏見とゾンビ
リリーが最初に注目されたのは、ドラマ「ダウントン・アビー」第3シリーズ。その後、ディズニー映画『シンデレラ』のヒロインに抜擢されて好演! 人気女優となりました。『高慢と偏見とゾンビ』では、ゾンビと闘う勇敢な主役エリザベスを怪演しています!

18世紀末、謎のウィルスで人間がゾンビ化していた時代。エリザベス(リリー・ジェームズ)は結婚を夢見つつ、日々ゾンビ退治をしていました。近所に引っ越してきた資産家一家の舞踏会で、エリザベスは高慢なダーシー(サム・ライリー)と出会います。最初は彼に反発していたのですが……。

ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」をベースに舞台設定をゾンビが徘徊する世界にチェンジ。ゾンビと闘いながら愛を貫くというユニークなラブストーリーに仕上がっています。エリザベスはじめ強い姉妹たちが頼もしく、リリーも嬉々としてゾンビと闘っていて痛快! 演技の幅広さを見せてくれます。
英国の演技派からハリウッドのスター女優へ!エミリー・ブラント『ボーダーライン』
ボーダーライン
エミリーの初期の出演作で有名なのは『プラダを着た悪魔』(2003)。以来、古典劇からアクション映画まで幅広く活躍し、最新の主演作『メリー・ポピンズ リターンズ』も話題になりました。『ボーダーライン』は麻薬撲滅チームのメンバーとして命がけの任務を遂行するFBI捜査官を演じています。

FBIの誘拐即応班での活躍が認められたケイト(エミリー・ブラント)は、巨大な麻薬組織撲滅部隊にスカウトされ、メキシコへ。しかし、彼女はその地で正義も法律もない暴力がすべての麻薬戦争に巻き込まれていくのです。

エミリーはアクションやサスペンス映画の出演が多く、本作でもマッチョな男だらけの争いの場に放り込まれる紅一点のヒロインとして、男と同レベルで闘う女性を演じています。正義の塊みたいなケイトが、法も秩序もない状況下でどこまで自分の正義を貫けるのか。彼女の中のボーダーラインが揺らぐ様を体当たり演技で熱演するエミリーに注目です。

どうです、そうそうたるメンバーですよね! 英国女優の層の厚さを感じます。ベテラン枠にはヘレン・ミレン、ジュリアン・ムーア、ティルダ・スウィントン、ケイト・ウィンスレット、レイチェル・ワイズ……そして『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したオリヴィア・コールマンもいます! 観る作品を「英国女優」で選ぶのも良いかもしれませんね。

Writer | 斎藤香

映画ライター 映画誌の編集者を経てフリーに。映画レビュー、監督&俳優へのインタビュー、書籍ライティングなどで活動中。映画のほかには教育関連の取材執筆もいたします。好きな監督はウディ・アレン、トーマス・アルフレッドソン、アルフレッド・ヒッチコックなど多数。

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