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【これは観ておきたい!平成の映画vol.4】心を動かされた!泣いた!笑った!平成の映画5選

2019.04.17(Wed) | 清水久美子

平成元年から31年まで、数多くの映画を観ました。今回、紹介したい作品を選ぶために、青山シアターにある全タイトル名をチェックしたところ、次々と思い出がよみがえってきました。大いに悩みつつ選んだ5本は、心が震えるほど感動したり、涙したり、大笑いしたりした映画たちです。これらは令和になっても、絶対に何度も観たくなる作品です。

『スポットライト 世紀のスクープ』
スポットライト
事件を追う新聞記者の地道な取材活動を描くという、一見地味な内容の作品のようで、ラストに明かされる彼らの調査結果に鳥肌が立ち、涙が止まらなくなったイチオシ映画。『ルーム』や『ブリッジ・オブ・スパイ』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』といった強敵を抑えて、第88回アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞しました。

2002年(平成14年)1月、カトリック教会の神父による児童への性的虐待を暴いた米国の新聞『ボストン・グローブ』。虐待していた神父の人数は数十人にも及び、教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダルが明るみに出たのでした…。

平成に発覚した、長年黙殺されてきた忌まわしい事実。それまでなかなか踏み込むことのできなかった教会の内部を徹底取材し、“世紀のスクープ”として「スポットライト」という名の特集記事で報じた実在の記者たちを、マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムスといった主役級の俳優たちが集結し、演じています。彼らの演技が素晴らしく、映画の内容を思い出すだけで心が震えてくる感動の一作です。
『あなたへ』
あなたへ
2014年(平成26年)に惜しくもこの世を去った、大スター俳優・高倉健最後の主演作。最愛の妻を亡くした主人公が、妻の故郷へと旅するロードムービー。

北陸の刑務所の指導技官・倉島英二(高倉)のもとに、亡き妻・洋子(田中裕子)から2枚の絵手紙が届きます。彼女は「故郷の海を訪れ、散骨して欲しい」という想いを記していました。洋子の故郷を訪れることを心に決めた英二は、車に乗って出発。旅の途中で様々な人と出会い、心を通わせていきます…。

ビートたけしや草なぎ剛、綾瀬はるからが主人公と出会う人々を演じていますが、共演者たち自身が高倉健との親交を深めているかのような温かい雰囲気が感じられます。私にとっては、すごく素敵な“健さんのプロモーションビデオ”のような大好きな作品です。大物俳優だった高倉健が、素晴らしい先輩だと語っていた大滝秀治(平成24年没)との共演シーンは、予告編だけでも涙が出ます。平成に亡くなった二人の思い出を、いつまでも大切にしたい一作です。
『12-12-12 ニューヨーク、奇跡のライブ』
12-12-12
2012年12月12日(12-12-12)に開催された、史上最大規模のチャリティ・コンサートの舞台裏を綴った、ポール・マッカートニー製作総指揮のドキュメンタリー映画。

2012年(平成24年)10月、アメリカ東海岸に最悪の被害をもたらしたハリケーン「サンディ」。その約2カ月後、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンに音楽界を代表するスーパースターらが集結し、被災地救済イベント「12.12.12 The Concert For Sandy Relief」が行われました。出演アーティストはポール・マッカートニーをはじめ、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フー、エリック・クラプトン、ビリー・ジョエル、ボン・ジョヴィ、ブルース・スプリングスティーンなど、総勢16組のアーティストと、84名の著名人。寄付受付ダイヤルの電話応対には、ジェイク・ギレンホールやベン・スティラー、ウーピー・ゴールドバーグといったハリウッドスターが顔をそろえました。企画から開催まで3週間半という短期間で準備が行われ、ビッグスターたちが一丸となって立ち上がり、ライブパフォーマンスやスピーチで世界に勇気と感動を与えました。

この映画は、奇跡のようなイベントの裏側で起きた様々なトラブルや、分刻みの進行の模様を見ることができます。被災地救済のための愛情溢れる迅速な対応、スーパースターたちの素顔、感動のライブが映し出される必見のドキュメンタリーです。
グエムル 漢江の怪物
グエムル
韓国・ソウルの中心を南北に分けて流れる雄大な河、漢江(ハンガン)に、突然正体不明の巨大怪物<グエムル>が現れ、次々と人を襲うパニック・ホラー・ムービー。

漢江の河川敷の売店で店番をしていたカンドゥ(ソン・ガンホ)は、目の前でグエムルに愛娘ヒョンソ(コ・アソン)をさらわれてしまいます。カンドゥの父ヒボン(ピョン・ヒボン)、弟ナミル(パク・ヘイル)、妹ナムジュ(ペ・ドゥナ)は家族で力を合わせ、ヒョンソを救おうと奮闘するのですが…。

2006年(平成18年)に公開されたポン・ジュノ監督による本作は、平成に数多く観た韓国映画の中でも、特に強烈な印象を残しました。その後、度々漢江を訪れては、「ここからグエムルが…」などと考えてしまったものです。パニック映画でありながら、韓国特有の家族のドラマというものを感じられ、とても見応えがあります。ソン・ガンホ、ペ・ドゥナ、パク・ヘイルなど、韓国の主役級スター俳優が豪華共演しているのも見どころの一つです。
帝一の國
帝一の國
平成の間に(いや、物心ついてからかも)観た邦画の中で一番面白かった異色の学園コメディ。最近観たいくつかの邦画が一瞬上回りそうになったのですが、今回この企画のために再度確認したら、やっぱり『帝一の國』がダントツに面白いナンバーワン邦画だと実感しました!

名門男子高・海帝高校で生徒会長になれば、将来は内閣入りが確約されています。この学校に首席入学した赤場帝一(菅田将暉)は、「総理大臣になって、自分の国を作る」という夢を抱き、生徒会長になるために動き出します…。

古屋兎丸の原作コミックの実写化ですが、キャストの再現度の高さがハンパないです。原作の熱心な読者だったという菅田は「帝一を演じられるのは自分しかいない」と公言していただけあって、帝一そのもの。父親役の吉田鋼太郎との掛け合いシーンは何度観ても大爆笑してしまいます。野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大らの本作での振り切れた演技も最高! 心から楽しめるし、何度観ても面白いので、「平成の映画で絶対に観ておくべき1本」だと断言したいです。

アメリカ、日本、韓国映画から、実話ベースのドラマ、ヒューマンドラマ、ドキュメンタリー、ホラー、コメディと幅広いジャンルからチョイスした「これは観ておきたい!平成の映画」5本を紹介しました。ぜひ、青山シアターでお楽しみください♪

これは観ておきたい!平成の映画vol.5

Writer | 清水久美子

映画・海外ドラマ・音楽ライター。昼はメーカーでOL、夜は音楽雑誌の編集アシスタントをこなした後、パソコン雑誌で編集業務に就く。その後フリーライターとなり、俳優や監督・ミュージシャンのインタビュー、執筆に日々奔走。試写室通いで時には1日4本の映画を観ることも。移動中もスマホは目が疲れるので、いつもポータブルDVDプレイヤー持参で何かしら観ています。

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