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男に負けない~仕事を楽しむ女たち~好きな仕事に邁進する女性たちの映画5選

2019.06.05(Wed) | 清水久美子

やりたい仕事を見つけたら、どこまでできるか自分を試してみたい! たとえ男たちが立ちはだかったとしても、負けずに頑張る女性たち。そんな女性たちを描いた映画を観て気分を上げてみませんか? 今回は仕事を楽しむ女性たちの映画を5本紹介します。

男ばかりの職場に飛び込んだ21歳の女性『止められるか、俺たちを』
止められるか、俺たちを
1969年、若者たちを熱狂させ、時代の先端を駆け抜けていたピンク映画。それを作り出していた若松孝二監督の<若松プロダクション>に入った21歳の女性が主人公の、実話を基にした青春群像劇。

吉積めぐみ(門脇麦)は、新宿のフーテン仲間に誘われて、<若松プロダクション>を訪れます。そこには、ピンク映画の旗手・若松孝二(井浦新)を中心とした新進気鋭の若者たちが集まっていました。彼らの活気を目にしためぐみは、「女でもピンク映画の助監督をやれるかな」と一念発起し、若松監督の厳しい指導のもと、監督業を目指して奮闘します…。

男ばかりのピンク映画の製作現場に飛び込み、真剣に仕事に取り組んでいくめぐみ。清々しい彼女の仕事ぶりを見ていると、男にできて女にできないものなんてないんだと痛感します。
女性企業家が稀だった頃に成功をつかんだ有名企業の創業者『ファブリックの女王』
ファブリックの女王
北欧を代表するフィンランドのファッション・ブランド<マリメッコ>の創業者、アルミ・ラティアの波瀾万丈な人生を描いた伝記ドラマ。

1951年、アルミ(ミンナ・ハープキュラ)は独自のファブリックの素晴らしさを伝えたいという高い理想を持って<マリメッコ>を立ち上げます。<マリメッコ>は“ライフスタイル”だと語り、瞬く間に世界的なブランドへと押し上げていくアルミ。でも、破天荒すぎる彼女を理解できる人は少なく、次第に孤独感を募らせていきます…。

当時は稀な女性起業家だったアルミ。男性を差し置いて成功していった彼女は、一緒に会社を経営していた夫ヴィリヨ(ハンヌ=ペッカ・ビョルクマン)との確執を避けられず、男性役員ともぶつかります。それでも突き進むパワフルな彼女の姿は、好きな道で頑張りたい女性にとって、参考にしたい存在です。
大物が相手でも絶対に怯まない骨太少女『響 -HIBIKI-』
響
処女作が直木賞・芥川賞にダブルノミネートされるほどの天才小説家の正体は15歳の少女。文学界に革命を起こす主人公の小説への情熱がほとばしる、「マンガ大賞2017」大賞受賞作品の映画化。

小説を書くことも読むことも大好きな15歳の響(平手友梨奈)は、圧倒的かつ絶対的な文才を持っていました。文芸誌「木蓮」の編集者・花井ふみ(北川景子)との出会いを経て、響は世の脚光を浴びるようになりますが、自身の信じる生き方を絶対に曲げない彼女は、自分の信念と反する相手を許せず、暴力を振るうこともいといません。それが大御所作家であっても…。

世間の常識に囚われず、エキセントリックな言動も多い響ですが、自分の前に立ちはだかる相手が年上の男性だろうと、誰だろうと怯まずに立ち向かい、小説を書くという、彼女が一番したいことを貫いていきます。響の迷いのない生き方に脱帽です。
日本酒造りを体験して考え方が変わっていく理系の女子大生『恋のしずく』
恋のしずく
ワイン好きで日本酒嫌いのリケジョが、日本酒造りの魅力に目覚めていく、心温まる人間ドラマ。本作は、日本三大酒処の一つとして有名な東広島市・西条を舞台にしたご当地映画でもあります。

東京の農大に通う橘詩織(川栄李奈)は、大学指定の実習先として日本酒の酒蔵へ行くことに。ワインソムリエを目指す詩織はワイナリーでの実習を希望していましたが、よりにもよって苦手な日本酒造りを学ぶことになり戸惑います。でも、実習先の乃神酒造で出会った人々と触れ合う内に、日本酒の奥深さを知り、酒造りに喜びを見出していきます…。

日本酒造りには体力が必要で、かなりハードな作業の連続。実習当初は不満気で、すぐにバテてしまった詩織が、乃神酒造の人たちに混ざって、徐々に仕事のやりがいを感じていく様子が新鮮。また、女性だからと甘やかされることも差別されることもない酒造りは、見ていて感動的です。
何歳になっても好きな仕事をして人生をやり直せる!『あなたの旅立ち、綴ります』
あなたの旅立ち綴ります
ビジネスで成功した自己中心的な老婦人が、自分の“最高”の訃報記事を生前に書いてもらうために、自分自身を変える決意をするコメディ・ドラマ。

ハリエット・ローラー(シャーリー・マクレーン)は広告業界で成功を収め、何不自由ない生活を送っていましたが、80代に入り、孤独と死への不安を感じるようになります。生前に自身の訃報記事を作成することを思いついたハリエットは、地元の若い女性新聞記者のアン・シャーマン(アマンダ・セイフライド)に依頼します。ところが、アンが記事のためにハリエットの知り合いに取材したところ、彼女のことを悪く言う人ばかりで、良い訃報記事を書けそうにありません。それを知ったハリエットは、最高の訃報記事に欠かせない条件を満たす人物になるために、自分を変えることに決めるのですが…。

誰もが恐れるような広告会社のボスであるハリエット。男たちも彼女には逆らえません。仕事で成功を収めたハリエットは80歳を超え、自分自身を顧みて、嫌われ者から良い人に変わっていきます。ラジオDJの仕事に就いたり、悩みを抱えている若いアンの相談に乗ったり。生き生きとやりたいことに励むのに年齢は関係ないことを教えてくれる素敵な作品です。

「自分には無理かもしれない」という制限など設けず、「女性だから難しいかもしれない」などと言い訳もせず、やってみたい仕事に挑戦する人は輝いていますよね。今回紹介した5本の映画は、きっとあなたに元気をくれるはず。ぜひ映画を楽しんで、やりたいことに挑戦してみてくださいね!

Writer | 清水久美子

映画・海外ドラマ・音楽ライター。昼はメーカーでOL、夜は音楽雑誌の編集アシスタントをこなした後、パソコン雑誌で編集業務に就く。その後フリーライターとなり、俳優や監督・ミュージシャンのインタビュー、執筆に日々奔走。試写室通いで時には1日4本の映画を観ることも。移動中もスマホは目が疲れるので、いつもポータブルDVDプレイヤー持参で何かしら観ています。

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